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How to start a daycare in Canada カナダでデイケアを始めようと思っている人必見!100%ためになる情報

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デイケアを始める前に知っておくべき事。利点?欠点?

カナダには、色々なデイケアの種類があります。私が自宅で運営しているのは、認可ファミリーチャイルドケアで、運営始めて約12年になります。それ以前に無認可デイケアを2‐3年やっていましたので、かれこれ15年デイケアをやっていることになります。私は日本の短大を出て、教員免許を取得しましたが、カナダでは日本の教員免許は使えません。こちらで大学を出てもいませんので、こちらの企業で活躍できるほどの資格もなければ語学力も経験もなかった為、最低賃金の職に就くことしか職業の選択肢がありませんでした。

この頃、認可ファミリーチャイルドケアを運営している人に知り合い、将来的に認可のデイケアをやりたいと思い、認可デイケアをする為に必要なコースを取りました。第一子の出産前に働いていた会社の収入は余り良いとは言えるものではなく、結局お給料の半分近くをデイケアに支払い、自分で自分の子供を育てることができないということに納得がいかず、出産後はその会社に戻らず専業主婦になることに決めました。

しかし、生活のためには何らかの収入は必要です。そこで、自宅で二人まで子供を預かることができるLicense-not-required childcare(無許可チャイルドケアをすることに決めました。この場合、住んでいる場所はアパートでもタウンハウスでも一軒家でも、面倒見れるのは自分の子供以外2人までと決まっています。

本格的に認可ファミリーチャイルドケアを始めたのは、次男が4歳なる頃です。認可ファミリーチャイルドケアは、License-not-required childcare(無許可チャイルドケアとは違い、色々な規制があり、それをクリアしなければ認可が下りません。

そこで、デイケアを始めようと思っている方のために、デイケアを始める前に知っておくべき事について、記載しようと思います。

無認可チャイルドケア

無認可のチャイルドケアは、血縁関係のない子供2人までと決まっていて、居住エリアにあるChild Care Resource and Referral Centre に登録するかしないかの選択肢があります。

登録費は年間$20ですが、チャイルドケアに必要な玩具や資料、デイケアで役に立つ講習を受けることが出来、賠償責任保険に加入することができますので、もしもの場合を考えて、登録することをお勧めします。

認可チャイルドケア

認可チャイルドケアの場合は、地区の保健所の管轄になるため、担当職員の審査を受けて全ての項目をクリアしなければ認可が下りません。敷地面積によって、預かれる子供の人数が決まります。

1. 運営施設に関する規定
  • 運営施設になる住宅は、市に提出されている設計図通りである事:カナダで住宅を改築・増築する場合、市の許可が必要です。新築の時から現在までの間に無許可で改築・増築されている場合、許可を取って市の規定に沿った構造になっていなければなりません。まずは、市役所で自宅の設計図を取り寄せ、無許可で改築されていないか確認する必要がります。
  • タウンハウスなど、strata (ストラタ) に属している住宅は、そのストラタからのデイケアの運営許可が必要
  • 複数の階を使用する場合は、直接非難できる非常口がある事
  • 敷地内に、外で遊べる場所があり、6フィート以上のフェンスで囲まれていて、スプリング付きヒンジの付いたゲートがある事
  • 物置がある場合、ドアにチャイルドロックが付いている事
  • 子供の私物を置く個々のスペースがある事
  • お昼寝のできる部屋が遊ぶ部屋と別にある事
  • 救急箱の設置と表示
  • 消火器の設置
  • お湯の温度設定が60℃以下である事
  • 手を洗った後に拭くペーパータオルもしくはハンドタオルの設置
2. 運営者に関する規定
3. 保護者に渡す書類
  •  保護者に渡すインフォメーションパッケージ(デイケアについての情報)
  •  保護者とかわす契約書
  •  登録用紙
  •  緊急連絡用紙
  •  救急車要請承諾用紙
  •  予防接種記録用紙

基本的に、グループチャイルドケアでもファミリーチャイルドケアでも認可のチャイルドケアであれば、施設・書類に関しては規制は同じようなものだと思います。ただ、グループチャイルドケアの場合は、スタッフにカナダで900時間の幼児教育課程を修了したEarly Childhood Education(ECE)の資格をもった人が必要になります。

ファミリーチャイルドケアの利点
  • 光熱費、家賃などの生活費が経費として収入から控除できる:

自宅を使用しているビジネスですので、住宅のデイケアに使用している面積率の分の光熱費や家賃などを経費で落とすことが出来ます。例えば、自宅の50%をデイケアで使用しているのであれば、光熱費や家賃など50%が経費として申請することが出来ます。

  • 自分のやりたいようにできる。:

個人経営ですので上司がいません。デイケアの方針やスケージュールや休みなども、自分に合ったものを指定し、保護者との契約が成り立てば好きなようにできます。

  • 通勤しなくてよい。:

仕事場が自宅なので、通勤に掛かる時間も費用も必要ありません。

子供の年齢によって価格が違いますが、日割り計算で補助金が出ます。

  • 自分の子供を育てながら収入を得ることが出来まる。:

これが一番の醍醐味ですね。

ファミリーチャイルドケアの欠点
  • 営業時間が長い。:

基本的には自分で時間設定ができますが、保護者の仕事時間プラス通勤時間の分営業する必要があります。初めのころは、問い合わせに来た家族の時間に合わせることになることもありすので、場合によっては11時間ほど営業する事もあります。

  • 急に休めない。:

自や家族の病気や何らかの事情で急に休まなければいけなくなった時、代行のスタッフが見つかるといいのですが、日頃からいるスタッフであれば子供たちも慣れているとは思いますが、急に知らない人を入れると大抵の場合うまくいきません。その様な臨時スタッフを見つけるのも大変です。保護者にも迷惑が掛かりますし、大変難しい問題です。

  • 収入の浮き沈みがある。:

年齢によって人数制限がありますので、いつでも最多の人数を預かれるわけではありませんし、時期によっては余り問い合わせがなく、収入が減る場合もあります。

  • ベネフィットが無い。:

他の個人事業者と同じですが、ベネフィットがある会社勤めと違って、個人で保険に加入しなければベネフィットがありませんので、パートナーや配偶者の会社でカバーされていない限り、歯の治療やお薬の費用は全額払いになります。

認可のチャイルドケアには、この他にも保健所からの指示や年に一度の抜き打ち検査があります。初めに言われたことをやっていれば、問題になることはまずないと思いますが、間違いなく緊張します。最初の子供から全部埋まるまで一年は見ていた方がいいと思います。預かっている家族との信頼関係を築き、関係がうまくいけば、その後は在籍の家族の紹介などで次々に連絡が来ることになるでしょう。複数の子供を面倒見るのは一見大変そうですが、自分たちで仲良く遊んでくれるので、自分の子供を一人育てる方が大変かもしれません。最後に、デイケアは子供の命を預かっています。そのプレッシャーが常時ある事も忘れないようにしましょう。

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