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【めざせ自給自足】家庭菜園:さくらんぼの木の剪定方法

さくらんぼの木
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北米のさくらんぼ

さくらんぼの木
さくらんぼの木

毎年6月下旬ごろから果物屋さんでよく見かける。さくらんぼ。北米では一般住宅の庭の植木としてもよく見かけます。店頭では、赤い色をした種(Rainier Cherries)と紫色をした種(Bing Cherries) のさくらんぼが主に売られていますが、最近では日本でも、アメリカンチェリーと言う名で輸入され販売されていますよね。旬になると、店頭でよく見かけるのですが、他の果物と比べ、単価はけっして安いものではありません。我が家の庭にも、紫色の種 Bing Cherriesの木があります。実はこのBing Cherries は、高血圧と心臓病の予防になるとアメリカの医大が発表しているそうです。

 

我が家のさくらんぼ

我が家のさくらんぼの木は、家が建設された当初から生えているので、樹齢50年程は立っていると思われます。近所で目にするさくらんぼの木の中ではダントツ一番大きいです。20年ほど前までは大きなボールに3杯ほど収穫でき、友人やお隣さんに配ったりしたのですが、知り合いのおじさんが考えもなしに枝切りを一気にしたことにより、木の幹のあちこちから樹液が滴り始め、余り実を実らせなくなりました。その後色々も、葉に虫食いの後の様な穴が開いたり、根元にキノコが生えてきたりと状態は芳しくないのですが、毎年少しずつ剪定を繰り返し、新しく生えてきた枝は元気を取り戻してきているようです。

今回は、さくらんぼの木の剪定方法と、実際の我が家の剪定状況をシェアしたいと思います。

果物の木の剪定

果物の木は剪定することにより、実のなり方や収穫量が変わりますが、計画的にやらないと木が死んでしまいます。一度に剪定できるのはその木の25パーセント程と言われています。

木は元々は垂直に伸びていきます。そのまま放置していると、背が高くなりすぎ、中心部には枝が盛り、葉が密集し、太陽の日が当たりにくくなります。そのことによって、外側や上部ばかりに実がなり、結局は手が届かなく、実がなっても余り収穫できなくなってしまいます。

本来ならば、成長と共に少しずつやるべきなのですが、我が家の木は長い間放置され巨大化していました。結局無計画に沢山切られたことによりショック状態になり、樹液を出すようになったのですね。

毎年少しずつ剪定してきていますが、巨大化していた木なので、なかなか届きやすい高さまでするのは簡単ではないですね。

さくらんぼの木の剪定時期

さくらんぼの木の剪定は、2月下旬までには済ませた方がよいとされていますが、その時期に雨が多かったのと、忙しくて少し遅れてしまいました。多分大丈夫でしょう。

今回のさくらんぼの木の剪定

剪定前

こちらが剪定前の写真です。これでも、おととしの冬に真ん中の幹を切り落として小さくはなっています。それでも去年は上の方しか実がならず、結局届かないので余り収穫が出来ませんでした。

 

1. キキツキの巣の除去

 

実はこの真ん中の幹の部分に、去年キツツキが穴を掘って巣を作りました。キツツキの巣ができたのは、その時が初めてでした。その写真がこちら ↓

キツツキの巣と雛

キツツキの巣から雛が顔を出しているの分かりますか?この後、元気に巣立っていきました。

調べたところ、キツツキは、枯た木に巣を作る傾向にあるという事で、もしかしたら、この木も寿命かもしれません。また、キツツキの巣をそのままにしておくと、そこから虫が付き木には良くないという事だったので、今回はその部分も除去しました。それがこちら ↓

 

中心部にあるキツツキの巣の入り口が見えますか。実は入り口から6センチぐらい下のところで一回切断しました。すると思った以上に穴が深く、もう一度20センチくらい下の部分を切断しました。

その写真がこちら ↓

巣の断面上部
巣の断面下部

きれいな円形をしてますよね。直径10センチ深さ20センチはありました。両方並べて置いたら植木鉢にちょうど良さそうなので、花壇の一角に置いてこの夏お花を植えようと思います。

2. 垂直に伸びた枝の除去

本来の木の性質で、枝は上に垂直に伸びていきます。それを放っておくとどんどん上に伸びて、手が届かなくなるんですね。木の高さは、中心の幹で決まりますので、一般の家庭でさくらんぼを育てている方は、収穫の時に無理なく収穫できるような高さになるように、中心部の幹の高さを決めて、横に伸びる枝を育てるようにします。成長と共に垂直に伸びている枝も切り落としましょう。

我が家のさくらんぼの木は長年放置されていましたので、一度に剪定が出来ない為、今回はまた、一部の垂直に伸びた枝を切り落とすことにしました。

2. 左右のバランスをとって枝切り

去年は一番大きい幹と枝を除去したので、それ以上は切れなかった為、左右のバランスが変でした。それで今回は横に伸びすぎた枝も除去。

本当は、全ての枝を1/3程切って、新しい枝の成長を施したいところですが、これ以上は止めました。

今年はここまで。こちらが剪定後の写真です ↓

剪定後

この写真だけじゃあまり切ったように見えませんよね。

それでもこれだけの枝を除去しました。 ↓

枝ゴミ4

ビフォー・アンド・アフター

ビフォー
アフター

天気も違うしあまり変わったように見えないと思いますが、左側半分がスッキリしたと思います。

剪定に便利な道具

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まとめ

剪定の方法

  1. 幹の高さで木の大きさを決める
  2. 垂直の枝を切る
  3. 左右のバランスをとる
  4.  若い気は、全ての枝を1/3程切って、新しい枝の成長を施す
注意する事
  1. 一度にたくさん剪定しない。(木の25パーセントまで)
  2. 木の断面に癒合剤を塗る。
カナダのガーデンセンターでは、癒合剤は必要ないと言われましたが、私は使っています。癒合剤を塗ることで、切断面を保護し細菌の侵入を防ぐからです。実際癒合剤使った面からは樹液が出ません。樹液は云わば木の‘’血‘’の様な存在なのかもしれません。そう思うと樹液が出ると可哀想ですよね。さくらんぼの木だけではなく、他の木を剪定されるときも癒合剤を使用されることをお勧めします。

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