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18ヶ月から出来る 成長や発達を促すアクティビティー 18選

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私のデイケアでは、12ヶ月以上のお子さんを預かっています。早い子では8ヶ月位から歩き出す子もいますが、大体1歳前後に歩き出すのが殆ど です。遅い子は18ヶ月や2歳というケースもありました。

生れてから歩き出すまでは、こういった大きな動作の発達が殆どですが、1歳を過ぎたあたりから、少しずつ会話が出来るようになったり、行動を真似したり、新たな成長が見られるようになります。

大人でも、手先が器用な人、おしゃべりが得意な人、運動が得意な人、学力の高い人がいるように、人それぞれ得意なものがあります。それは子供も同じです。

ハイハイをしないで歩く子もいれば、ハイハイばかりしてなかなか歩かないお子さんもいます。

直ぐ話せるようになる子もいれば、いつも何か言っているけど何を言っているか全く分からないのが3歳位まで続いていると言う子もいます。

他にも、賢いのになかなか自分で靴下が履けない子もいました。

大切なことは、いつできるようになるかではなく、辛抱強く成長や発達を促すことをやらせて手助けをしてあげる事。「できた」を増やして自信をつけさせてあげる事だと思います。

子供は、上手に教えてあげると大人が思う以上に色々なことが出来るようになります。

ここでは、デイケアで実際にやっている遊びながら学ぶ方法を紹介したいと思います。今回写真に写っている子は最近2歳になったばかりです。

1. 扉開けおもちゃ

このおもちゃは、12ヶ月ごろから使える指先を使って「押す・引く・回す・捻る」が練習できます。すごくシンプルなデザイナのですが、結構人気のおもちゃです。初めは押す引くしかできませんが、指の動かし方を教えると出来るようになり、指の細かい動作の発を促します。

このおもちゃは、短期間にお子さんの成長を目に見えて感じることが出来ます。

2.パズル

パズルには色々な種類のものがありますが、上記の様な木製のパズルは丈夫にできていて、掴む・引く・押など指先の動作に加え、形を分析する能力も育成します。

パズルをしながら、色・形・文字などの言葉も同時に学ぶことができます。

3. ブロック

ブロックには色々な形のものがあると思います。こちらの場合は色々な形の穴にブロックを入れたり、積み重ねたりすることが出来ます。力加減を調整しながらバランスよくしないと立ちません。何度も失敗を繰り返す事により、忍耐力もつきます。

4. スタンプ

ダラーショップで売っている蓋つきのスタンプです。もうすでにインクが内蔵されているため、インクパッドが必要ありません。デイケアの子供たちにも大人気です。スタンプを押したり、蓋を開け閉めすることにより指先の細かい動作の発達を促します。特別なスタンプを取っておいて、いい事をしたときのスタンプコレクションに使ったり大活躍です。季節のイベントにあったスタンプを売っていることがあるので、違うものを少しずつ出すことで飽きずに遊ぶことが出来ます。

5. シールを使ったクラフト

両面テープが付いたシールを使ったクラフト。こちらはマイケルズで買ったイースターのクラフトセットです。ダラーストアーでも似たようなものがあります。糊を使わないので、手が汚れずに済みます。

両面テープの紙を少しだけ剝がしてあげると残りをはがすことが出来、楽しく遊べます。美術的な感覚も促すこともでき、近くにはゴミ箱を置いておくと、両面テープをはがした後のごみはその都度捨てるように、ゴミを散らかさない習慣が身に付きます。

6. お絵かき(人)

18ヶ月を過ぎると、周りにある物の形などの違いを少しずつ気付き始めます。目・鼻・耳・口を指さすとそれが何なのか答えてくれるようになります。それが、自分の顔のどこに位置するのか理解し始め、自分の顔の中でも探せるようになります。それが2歳近くになると紙の上でも気付く時が来ます。

まず、紙の上にを書き、これは顔だけど、目はどこ?鼻どこ?口はどこ?って聞くと、上記の様に場所を選びながら頑張って書こうとします。この年頃の子供は小さいを書くことが出来ませんのでそこはお手伝いしながら。

顔が出来るようになったら、体・手・足・服など、少しずつ興味を膨らませると上手に書けるようになります。

何かの形が描けたことにより「絵」に対する興味が沸きます。また、興味心を招いたことにより美術的な感覚や、観察力を育てることが出来ます。

この時に同時に教えておきたいのが、クレヨンの持ち方です。一度変な癖が付くとなかなか直すのが難しいです。この時期に優しく指導してきれいなクレヨンの持ち方を教えてあげてください。

7. おりがみ

折り紙と言っても、この時期の子供には手の込んだ物は折れませんが、動物の折り紙など、一枚の紙が身近なものに形を変えていくのを目撃すると、子供の目はキラキラ光ります。

指先の動作の発達を促すのはもちろんの事ですが、美的感覚を育てたり、クラフトに対しての興味を促す事にもなります。

8. クッキー作り

今回は、セントパトリックデーの象徴三つ葉のクローバーショートブレッドクッキーで作りました。

材料を混ぜたりこねたりロールして型を取ったりすることで、お菓子作りに興味を持つことが出来ます。また手のひらや指を使う事により、細かい動作の発達を促すこともできます。

粘土プレイドーでも同じような動作を使う事が出来ますのでお勧めですが、上の写真の様なテーブルの端にストッパーが付いているテーブルでなければ、粘土が床に落ちお掃除が大変になります。前もって何らかの対策を取って簡単に片づけられるようにすることをお勧めします。

 

9. コップの水をそそぐ遊び

二つのコップを用意して、一つのコップからもう一つのコップに水を移す遊び。こぼさない様に少しづつそそぐ練習です。

子供って水遊び大好きですが、こぼすと大変事になりますよね。お風呂で遊ぶと風呂水を飲んでしまうのも嫌ですよね。

この場合飲み水を使っているので安心です。

10. ビーズとパイプクリーナー

手先が器用なお子さんは、2歳前後にはビーズパイプクリーナーを使ってネックレスやブレスレットを作ることが出来ます。

指先の細かい動作の練習に最適です。

パイプクリーナーは芯に針金が通っていますので、ビーズを通しやすくなり、小さいお子さんでも扱いやすく便利です。ビーズは少し穴が大きめなものを用意するとパイプクリーナーを通し安くなり、一旦コツを掴むと自分で作ることが出来ます。また、ビーズを少しだけボールに取ってあげると、こぼしても大事になりません。

男の子でも女の子でもたいへん楽しめるアクティビティーです。

注:なんでも口に入れてしまうお子さんは避けた方がいいです。

習慣育成

11. スプーンやフォークを使って自分で食べる

カナダで生活していると、フィンガーフードが多い事に驚きます。学校でのパーティーで、ゼリーを手で食べると聞いたときはびっくりしました。

コロナが流行り、出来るだけ手で食べることは避けたいですよね。

衛生的なものもそうですが、フォークお箸の持ち方なども早いうちに少しずつ教えていく事で、テーブルマナーも身に付きます。

「いただきます」から「ごちそうま」までは席を立たないなど、基本的なことを教えるのもこの時期から気長に始めると、身に着くのも早いです。

12. 靴を脱ぎ靴箱にしまう

靴を脱ぐ作業は履く作業よりずいぶん早くできます。

ここで一緒に教えたいのは、脱いだ靴を揃えて靴箱へしまうまで自分でやらせます。

将来脱ぎっぱなしの靴が玄関に散らかってるのを見たくなければこの時がチャンスです。

時間は掛かりますが習慣化すると後が楽です。

13. ジャケットを脱いでコートフックに掛ける

デイケアでは個人の荷物を置くスペースがあるので、自分のジャケットを脱いだらコートフックに自分で掛けるまでがセットです。

お子さんの背丈で届く場所にジャケットとバッグを掛けるコートフックを付設置し、帰ってきたら直ぐ自分のジャケットはそこに掛ける習慣を付けさせましょう。

14. タオルたたみ

この時期の幼児は、大人がやっていることに興味が出てきて、一緒にやりたがります。

親は忙しいと、ついつい急いでしまい自分でやってしまいがちです。

しかし、この時期の興味心を上手に使って楽しく作業させることで、お手伝いが生活の中で自然と習慣化していきます。

大きくなって急にやらせると、どうしても反発心が出てきて喧嘩の素になってしまいます。

まずはこの時期に、小さいタオルをたたむことを遊び感覚教えてみましょう。

四角が長方形になり、そしてまた四角。形も一緒に覚えます。

少し形がおかしくてもほめてあげましょう。

15. ジャケットを着る

二歳近くになるとジャケットも自分で切ることが出来ます。フッドの方に立ち、両袖に手を入れ、ジャケットごとバンザイして両手を回すとあら不思議、一人でジャケットを着れています。

一週間ほど練習すれば着れるようになります。一度入れるようになるとすごく楽になります。

ジャケットが着れるようになったら次は靴ですね。

写真のサングラスの子は3歳半です。デモンストレーションに協力してくれました。

16. 掃育

掃除を通して物を大切にすることや汚さない事を育成する掃育。この時期から遊び感覚で教えることをお勧めします。

ウエットティッシュを使って拭き掃除。埃とりのモップやおもちゃのほうきと塵取り。おもちゃの掃除機はうるさいので電池は取っています。それでも楽しくやっています。お掃除の日を決めて家族みんなで一緒にするのもおススメです。

17. ガーデニング (種まき)

今回は新聞紙を植木鉢にして、豆やレタスの種を植えてみました。土を入れたり種をまいたり、この時期のお子さんでも十分お手伝いが出来ます。

種から育て芽が出て大きく育っていくのを毎日見たり、収穫したりすることで、食べ物への興味も生まれます。

食べられなかったお野菜を食べてみようと思ってくれるかもしれません

18. ガーデニング (草むしり)

種や苗を植えて育てるのも一つですが、草むしりなど大きくなってから頼むと嫌がるような作業もこの時期は遊び感覚でとても喜んでやってくれます。

土から顔を出した球根の芽は大切にしつつ雑草だけを見極める目も育ちます。

 まとめ

上記の様に、18ヶ月から出来るアクティビティーは色々ありますが、全てのお子さんが全てのことを同じ時期に出来るという事ではありません。一つのアクティビティーに集中してやれる時間もほんのわずかです。

これらは、お子さんの得意なものを見極める手段でもあります。得意なものが見つかったら、それを奨励できるようなアクティビティーを増やしてあげると良いでしょう。

また、不得意なところがあれば、一部を親御さんが手伝ってあげたり、順番にやったりして、ゆっくり焦らずに楽しく学ばせるように努力することで出来るようになるかもしれません。

習慣に関するアクティビティは、デイケアの子供たちを長年見ていて気付いた事でもあります。

自分の息子達が小さい時は、あまり気を付けていませんでした。掃除やお片付けなどは今でも習慣付いていなくて本当に後悔しています。

小さいうちにしっかり習慣付けましょう!

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