ペーパーマシェ (Paper-mache)
ペーパーマシェとは、紙を使った張り子(紙工作)のことで、風船を使うと大きいものでも中が空洞なので、見た目より軽いのが特徴です。日本でも、だるまや犬張り子、赤べこやねぶた祭りのお神輿などにもみられる工作方法です。
今回はイースターのクラフトとして作った「たまご」のペーパーマシェの写真と共に作り方を紹介したいと思います。
デイケアの子供たちは、2歳から4歳のですので、色塗りは余り上手く見えませんが、そこは愛嬌という事でご了承ください。
材料
W10cmxH15cm たまご が3個
糊
- 小麦粉 1/2C
- 塩 大さじ3
- 水 3/4C
- ホワイトグルー(工作用液体のり)大さじ2
風船
作り方
1. ボールに糊の材料入れてを混ぜる。
写真を撮るのを忘れていましたが、工作用の液体のり位の粘り気があれば扱いやすいです。水が多すぎると乾燥時間が長くなるので、一気に混ぜずに硬さを見ながら、粒粒が残らない様に混ぜましょう。
2. 新聞新聞を 3cm x 6cm 位の大きさにちぎる。
子供たち、このプロセスは興奮しますね~♡ 大きさはあまり気にしなくてもいいです。
3. ちぎった新聞紙を水に浸す。
ちょうど湿る程度がいいです。この時に一枚ずつはがせる状態にしていると後で張る時に楽です。
4. 風船を10cmx15cm位に膨らまし、糊を塗る。
5. 濡らした新聞紙を風船に張り付ける。
風船が見えないようになるように新聞紙を張ります。新聞紙が重なる部分には糊を忘れずに塗ってください。全体に糊を塗って最低2-3回この作業を繰り返します。最後は全体にまんべんなく糊を塗って乾燥させます。
6. 乾燥させる。
直射日光を避け、日当たりのいい所や、乾燥している部屋(乾燥機やファーネス室)で24時間位、カチカチになるまで乾燥させます。
7. ベースの色を塗る。
今回は白いアクリル系の絵画用ペンキを使いました。お子さんと作業するときはクラフト用のペンキがありますので、手に付いても安心なペンキを使いましょう。下地を塗ったらもう一度乾燥させます。
8. ベースのペンキが乾いたら、好なデザインに色を塗る。
今回はフェルトペンを使いましたが、お子さんの年齢に応じて絵画用のペンキを使ったり、グリター入りのペンや装飾品を張り付けても楽しいと思います。
アイデア
まとめ
ペーパーマシェの材料は、小麦粉と水だけでもできますが、塩を入れることによって、カビの防止になります。長持ちさせたい場合は塩を入れた方がいいです。
クラフト用の液体糊を水よりも多く利用するレシピもあります。そうすることにより、乾燥した後のペンキを塗る際に水を吸収しないので型崩れがしにくくなります。
張り付けの段階は、ベタベタして大変ですので、ウェットティッシュや濡れタオル、ゴミ箱などを用意して、新聞やビニールをテーブルに敷いて片付けが簡単に済むような下準備をしておくと楽です。
置物などの作品は、最後にウォータープルーフのコーティングを塗ると長持ちします。
小学生のお子さんも十分楽しめるクラフトですので、ぜひ試してみてください。