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【体験レポート】米国出入国記録用紙 「Form I-94」の期限切れどうする?:国境検問所に返却しに行ってみた

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私のブログが初めての方は、まずこちらをお読みください。

外国のパスポートを持っている人が、米国に陸路で入国すると検問所で緑色の用紙に詳細を書き提出しますが、入国が認められた時にパスポートにホッチキスで止められる用紙が、Form I-94と呼ばれる米国への出入国を記録する用紙です。

この用紙には6ヶ月の期限があります。

 

バンクーバーは米国ワシントン州と国境で接している為、多くの人が日帰りで米国へ買い物やガソリンを買いに行きます。

この「Form I-94」がある6ヶ月間は、再度米国に入国する際に緑の用紙を記入しなくても国境をスムースに通過して出入国ができるので、再度米国に行く予定があればそのままにしておくことがあります。

そうしている間に期限が切れている事を忘れてしまう人も多いのではないでしょうか。

 

私達も以前その様なことがあって、期限切れの「Form I-94」をパスポートに付けたまま米国に入国して、この用紙が返却されていないと米国から出国していないことになるから期限内に返却しないとだめと審査官に凄く叱られたことがあります。

 

米国の国土安全保障省CBPのホームページでは、返却方法として下記の住所に期間中に返却できなかったら理由を書いた手紙と共に郵送またはキャリアーで返却する様に書かれています。

送り先:

Coleman Data Solutions

Box 7965

Akron, OH 44306

Attn: NIDPS (I-94)

USA

(If using U.S. Postal Service)

               OR

Coleman Data Solutions

3043 Sanitarium Road, Suite 2

Akron, OH  44312

Attn: NIDPS (I-94)

(If using FedEx or UPS)

 

その他の方法として空港の出入国審査の所に返却できると書いてある記事もみましたが、私個人としては経験してませんので確実にできるかどうかは分かりません。

 

もう一つの方法として、国境の検問所に返却する事です。

以前、期間切れの「Form I-94」が見つかってこっぴどく叱られた後、またしても返却を忘れてしまったことがありますLOL。

 

叱られた時に、どこで返したらいいのかと聞いたら、カナダの検問所で返却するように言われたので、この時は陸路で国境に返却に行きました。

しかし、カナダの検問所ではアメリカの検問所に返却するように言われ、カナダからアメリカへ国境を歩いて横断していく事に。

その間、審査官に会うたびに止められて説明し大変な思いをしました。

アメリカの検問所に着くと、今度はカナダで返すべきだと叱られ、いったい誰を信じたらいいのか、、、

結局その時はアメリカの国境で返却できました。

 

そして今回、来月シアトルに旅行に行く予定にしているので、その前に国境を超える予行練習をしようとパスポートを見てみると、なんとコロナの前にもらった「Form I-94」が付いているではないですか。(焦)

またかーて、もうガッカリです。

郵送してもいいのですが、プロセスどれくらいかかるか分からないし、もしも来月の旅行に影響したら嫌だったので、昨晩また国境に返却に行くことにしました。

 

まずは駐車場にいる審査官に事情を説明。

やはりアメリカに返却するように言われます。

アメリカに行ったらもう一度カナダの検問所でチェックインするように言われます。

ArriveCanのアプリも登録しなければいけませんでしたので、まずはArriveCanのアプリの登録をする為にカナダの検問所の建物内へ行きます。

ArriveCanのアプリではパスポート番号、PRカードの番号、ワクチンの1回目と2回目の接種日など記入しなくてはなりません。

BCサービスのアプリを入れててよかったです。

ワクチンの1回目と2回目の接種日が簡単に入手できました。

PRカードの番号は、カードの裏の右上に書いてある番号を記入します。

カード裏の下に書いてある番号は一つ番号が余分に付いています。

気を付けましょう。

これでやっと登録終了。

結構面倒ですね。

こんなテクニカルな事、高齢者はどうするんでしょう。

 

そこで急にトイレに行きたくなって、トイレのドアのパスコードを聞こうと女性の審査官に話しかけると、疑わし眼差しと結構厳しい口調で、「あなたどこから来たの?」と言われ、また事情を説明、用を済ませ、いざアメリカ側へ出発です。

徒歩で歩いて行けるように黄色いペンキで塗られた足跡が道案内してくれます。

恐る恐る国境を横断しましたが、以前の様に止められることも無くアメリカ側に到着。

 

審査官数名以外は誰もいない建物内で目が合ったのは女性の審査官。

通常はアメリカの審査官の方が態度が横暴で口調がきついのですが、この審査官は違いました。

緊張すると訳の分からない冗談を言ってしまう私の夫ですが、今回もやってしまいました。

それでも優しい口調の女性審査官、「どうしたの?」って気分を害することも無く優しく対応(ホッ)

コンピューターで情報を記入し確認し10分くらいで終了。

 

彼女が言うには、「そのまま入国しても問題なかったんだけど」との事でしたが、以前痛い思いをしてますから、これは審査員によって対応が異なると思います。

そして、今はもうこの白い用紙は使わなくなったそうです。

その代わり、スタンプを使うそうです。

 

本当に厄介な用紙ですよね。

無くなってよかったです。

 

私達の様に期限切れになっても持っている人は、かなりの割合でいると思うんですけど、みんなちゃんと返却しているのでしょうか。

グーグルで検索してみると、長期留学している人はこれが期間切れになると厄介な問題になるとか書いてある記事もありました。

どうなんでしょうかね。

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