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カナダの住宅市場が明らかな冷え込みを見せています。
ロント地域不動産委員会は先週、市場での4月の売上高が昨年の同じ月から約41%、3月から27%減少したと報告、同様の減速は、モントリオールやバンクーバーを含む他の多くのカナダの住宅市場でも見られました。
これまでは、売り手市場だったため、一つの物件に複数の買い手がオファーを出すなどの過熱状態で、そのオファー戦争に勝ち抜くために、提示価格以上の価格をオファーした上に、条件を追加せず返却無しのデポジットを払うなど、買い手に不利な要件を提示せざるを得ない場合もありました。
それがこの市場の冷却により立場が変わってきているようです。
今回の記事は、ニュース記事の引用だけして、話をまとめてみたいと思います。
英語版のニュース記事はこちらです。
現在の所、オファーの数が減少していますが、まだ物件の価格減少までは影響が出ていないので、実際のオファーの価格設定が難しいそうです。
しかし、以前の様に inspections検査、financing 資金調達、escape clauses 契約の脱出条項などを追加することが可能になってきているとの事です。
また、‘offer at any time’ となっている場合は、その価格から余り変動しないことが見込まれ、入札日が決まっている場合は、オファー戦争で提示額以上のオファーを見込んで提示額を低く設定している場合が多いようです。
今は、90%の物件で交渉が可能だそうですが、条件を付ける為には、まだ提示価格よりも多めにオファーした方がよいそうです。