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陸路でカナダからアメリカへ:入国書類「ESTAとI94」の違いは?

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米国に入国するときに申請する書類に、ビザ免除プログラム「ESTA(電子渡航認証システム)」と緑色の用紙で出入国を記録記録する「I94」があります。

この二つの書類はオンラインで申請することができて、基本的には同じ事が書かれています。

一体違いは何なのでしょう。

 

先日私のブログで、国境検問所に「I94」を返却しに行った話を書きましたが、日本のパスポートでカナダから陸路で国境を超える際は、必ず一度入国管理局の事務所に送られて、緑色の用紙I94を書かされます(オンラインで前もって書くこともできます)。

このフォームは基本的には3か月有効なのですが、パスポートの期限が3か月未満だとパスポートの期限と同じ日になります。

期限が切れているのに返却せず再度入国すると管理官からこっぴどく叱られる可能性が高いです。

 

一方、「ESTA(エスタ:電子渡航認証システム)」は、空路で米国に入国するときに記入するビザ免除プログラムで、日本人は米国に観光に行く際には、ビザが必要ではない代わりに、米国の出入国の記録の為に記入しなければいけません。

一度空路で米国に入国していれば、空港でエスタを申請するので、パスポートが有効であば通常は二年間は有効です。

ESTAの申請費用はアメリカドルで14ドルします。

 

上記のように、この二つのフォームに書く内容は殆ど同じです。

 

実は数年前から、陸路で米国に入国する時に「ESTA(エスタ)は申請してますか?」と聞かれるようになりました。

このビザ免除プログラム「ESTA(電子渡航認証システム)」は、空路で入国する際かオンラインだけでの申請なので、陸路で国境にいる場合は、その場で申請することができません。

結局その場では、I94を記入して提出しなければならなくなります。

I94の申請費用は、アメリカドルで6ドルかかります。

以前は、I94の半切れをパスポートにホッチキスで留められていましたが、現在はスタンプを押して有効期限を書いてくれるので、返却の心配はなくなりました。(私が旅した他の国では以前からこの仕組みです)

 

ネットで調べてみたら、米国で学生ビザを持っている人は、米国でソーシャルセキュリティー番号や免許証などを作る時にI94の提出を求められることがあるとかで、期限切れになると厄介なんだそうです。

 

ここで気になるのが、カナダから陸路で国境を渡る際に、重複している内容の書類ESTAI94がどうして必要になるのでしょうか。

個人的な感覚としては、ESTAを持っていれば、I94は必要ないんじゃないかと思うんです。

 

それで今回、前もってオンラインでESTAを申請し許可を貰ってから国境を渡る事にしました。

米国の国境で、いつもの通りに入国管理局の建物内に行くように言われて、管理官に印刷したESTAの許可証もパスポートと一緒に渡しました。

 

ESTAを見せたので、I94の用紙に記入するようには言われませんでしたが、その代わりに前もってI94の手続きをオンラインでする様にと言われました。

私の心の声:「ESTAあるのにI94もいるの?」

何も言わずに言われたことに頷きました。

 

担当の管理官はまだ新米だったので、時々先輩管理官に質問をしながら、パスポートにI94のスタンプを押し、私には3ヶ月、主人のパスポートは7月に期限が切れてしまうので有効期限日と同じ日付を書き、I94の費用6ドルを払うように言われました。

私の心の声:「え?じゃESTA15ドルって何のために払ったの?」

 

言われるがままキャッシャーに向かって担当者を待っていたら、さっきの新米管理官が来て、「PCの調子が悪くて記録がちゃんと入ってなかったからちょっと戻って来て」と言われたので戻ってパスポートを見せ作業が終わったら、「今回は手数料払わなくていいわよ。」と、結局6ドルは払わなくて済みました。

 

私の心の声:やっぱり、ESTAあれば十分なんじゃん。

 

一つ気になるのは、「今回は」と言われたこと、なんで今回は、なの?

ESTAは、二年間有効14ドル

I94は、3ヶ月有効6ドル

何回までは支払わなくてもいいとかあるのかな?

 

もしESTAを持っていればI94の費用を払わなくていいとなると、ESTAを取っておいた方がお得ですよね。

 

ESTAの申請審査には少し時間が掛かります。

ホームページでは「72時間以内に結果が出ます」と書いてあるので、米国に行く計画がある場合は最低72時間前に申請しておいた方が安全だと思います。

私達の場合は2日かかりました。

 

私達はあまり、米国に頻繁に行く方ではないので、この二年間の間に何回国境を超えるか分かりませんが、国境を超える時に何か変化があればまた記事にしたいと思います。

 

もしかしたら、オンラインでI94の手続きをしていたら、車から降りることなく、国境のブースで印鑑を押して日付を付けてくれるのかもしれません。

でも、毎回指紋を取られるので、その作業はどうなるの?

疑問は残ります。

 

経験がある方はコメントでお知らせください。

 

追記:

フォロアーさんからのコメントで、エスタを持っていてもI-94の費用を支払った人がほとんどでした。

今回の私のケースが例外だっただけだと思います。

空路で米国に入国していれば、エスタがあるので、ただエスタがあるかどうかの確認のために「エスタありますか?」と聞いただけかもしれませんね。

陸路だけだったら、エスタなしでも入国できますから、無駄にエスタに費用を費やさなくても、I-94だけでもいい感じですね。

もう一つ、5月26日からエスタの費用が$26になるそうです。

ほぼ2倍です。

とんでもない値上げですね。

びっくりです。

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