北米では、パンデミック後にアジア人に対する暴行事件が増加し、カナダもその例外ではありません。
特にバンクーバーやトロトンとなどの大都市では顕著に起きていましたが、今回の出来事は郊外の電車の駅で起きました。
話題の出来事は、電車の駅で起きました。
白人の男性が駅で遭遇したアジア人の女性たちに近寄って行き「カナダに来たんだったら英語を話せ!」と説教をした動画がSNSに投稿されロカールニュースでも取り上げられました。
その動画はこちらで見ることができます。
カナダでは、30年ほど前から急激にアジア人の人口が急増しました。
特に、中国からの移民が多く、中国系の移民向けビジネスも繁栄していて、店頭のサインも最近では英語表示より漢字表示が大きく表示されている地域もあります。
人口が増えるとコミュニティーも増える為、 英語を話せなくても生活できるようになっています。
当然その様な状況を目撃して来ている人の中には、この変化を良く思わない人もいます。
アジアを良く知らない人無知な人には、中国人も日本人も韓国人も区別が出来ないし、分からない言葉を話していればまとめて差別の対象になってしまうので、この様な被害は同じアジア人である日本人も関係ない訳では無いんですよね。
実は数年前、私も息子達と日本語を話しながら散歩している時に突然すれ違った白人女性から「Go Back to your country!」(自分の国へ帰れ!)と言われたことがあります。
カナダは先住民の土地だったのだから、白人だって移民なのにです。
「あんたも自分の国へ帰れ」と言いたかったですが、馬鹿を相手にして喧嘩するのも阿保らしいので相手にしませんでしたが、そう言われていい気持ちはしませんでした。
この様な差別や偏見は、教育で変えるしかないのですが、教育しても偏見や差別が無くなるには相当の時間が掛かると思います。
私の夫は子供の時にカナダに移住して約50年になりますが、彼が学校へ通っている時のアジア人に対する差別は今のそれとは比べ物にならないくらい酷かったと言います。
今回の動画の様な出来事は今のところまだまだあちこちで起こっているんだと思います。
カナダは多民族国家なので、もっとお互いを理解し合わなければいけないのに残念です。
ただ、こういった出来事が一日も早くなくなることを祈るばかりです。
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