今回のプロジェクトは、演劇「12 Angry Men」のシナリオを読んで、登場人物について分析した内容をまとめクラスで発表すると言うものです。
「12 Angry Men」は1950年代に書かれた演劇で、大都市のスラム街で起こった殺人事件の裁判に徴収された陪審員12人が、被告の有罪・無罪を協議し結論を出すまでを描いた物語です。
この本を元に、1958年に映画も製作されアカデミー賞を含む沢山の賞を受賞しています
この物語で審議する被告人は、父親を刺殺した容疑で逮捕されたスラム街に住む19歳の青年。盗みや傷害事件で逮捕された前科があります。
裁判では、この青年が犯人であるとする証拠が提示されます。陪審員は、法廷の中に設けられた陪審員席に着席して審理に立ち合います。その後、別室で被告の有罪・無罪の協議をします。この物語では、その協議が行われる部屋での陪審員12人のやり取りが細かく記されています。
陪審員12人の内11人は有罪だと即決するのですが、1人だけ有罪だとは決断できないと言う陪審員が現れます。その陪審員が、裁判の問題点を指摘します。それらを協議していく中、徐々に証拠とされる物の信憑性が崩れていきます。その事で、他の陪審員の態度や考えも変わっていきます。
この物語を通し、人が持つ偏見や陪審員制度などについて考えさせられ、とてもおもしろい内容ですので読んでいて飽きません。
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プレゼン内容
「12 Angry Men」は、前回のショートストリー「The Lottery」と同じく、Interpretive Fiction (解釈フィクション)なので、クラスでは筆者が物語を通して伝えたい人生についてのメッセージは何か読み取るように指導されました。
物語の中に出てくる何かを象徴するような物を見つけ出し、その物が象徴するものは何なのかを話し合ったり、それぞれの登場人物が存在しないといけない理由なども考えます。
最終的に生徒は、与えられた登場人物につて分析し、スライドを使ってクラスの生徒の前で発表しました。
プレゼンは二日に渡り行われ、ラッキーなことに私のプレゼンは二日目に当たったので、他の生徒さんのプレゼンを見て自分の改善すべき点を修正し、プレゼンに臨むことができました。
少し緊張したし、ちょっと失敗もありましたが、褒めるのが上手な生徒さんが、私のプレゼンをべた褒めしてくれたお陰で、先生の評価も上がりそうです。
感謝感謝です!
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