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子供の足の痛み

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お子さんの足の痛みで悩んでいる方が たくさんいると思います。夜になると 疼きはじめ、夜も眠れない という経験をされた方も多い事でしょう。それではどんなことが、疑われるのでしょうか。いくつかよくある子供の足の痛みの原因について書いてみます。

大体まず疑われるものとして、成長痛。

成長痛とは、成長期に起こる身体の痛みのことです。 主に、夕方から朝方の時間帯に痛みを訴えることが多いことが特徴として挙げられます。 また、朝には痛みが治まっていて、病院で検査を行っても問題がみつかることがありません。レントゲンでも異常が見つかることもなく、これと言って即効力のある治療法が無く、ある程度時間が経つと痛みも消えていくのがほとんどのケースのようです。

その次に疑われるのが、偏平足

扁平足とは、足の裏にある土踏まずが潰れ、足裏が平らになった状態です。 激しい運動をする人は痛むこともありますが、病気と呼ぶほどのトラブルはありません。 土踏まずは大人になるにつれて徐々に高くなるため乳幼児の頃は誰でも扁平足です。大抵の場合、痛みを和らげる為に 靴の中に敷くインソールを勧められます。軽ければ市販のインソールでも十分ですが、オーダーメードで作ることもできます。勤務先の会社のベネフィットでコストを一部カバーしてもらえるケースもありますので、問い合わせてみてください。

次に、骨髄炎。

骨髄炎は、通常は細菌、抗酸菌、または真菌によって起こる、骨の感染症です。 細菌、抗酸菌、真菌が血液を介して、あるいは近くの感染組織や開いて汚染された傷から広がり(こちらの場合が多い)、骨に感染することがあります。 患者には骨の一部の痛み、発熱、体重減少がみられます。治療法は 抗生物質の点定期投与です。大抵の場合は 治療後よくなります。

そして、若年性特発性関節炎(JIA)

若年性特発性関節炎」 ( juvenile idiopathic arthritis:JIA ) は、その名の通り、16歳未満のこども ( ≒若年性 ) に起こり、原因が分からず ( =特発性 ) 、関節炎の症状が6週間以上続く病気です。所謂、こどものリウマチです。自分の免疫が、関節の健康な細胞を攻撃することにより 炎症を起こしてしまう病気です。治療法は、ステロイド剤の直接投与、抗リウマチ薬(免疫を下げる作用)を使用します。 治療を続けることにより、18歳頃までに、寛解(かんかい:症状が発生していない状態)できるケースもあります。

私の次男は10歳の時、この若年性特発性関節炎と診断されました。他にも考えられる原因があると思いますので、上記のことを心得ながら、早期に医師に相談することをお勧めします。

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