(2023年5月11日投稿記事)
ブリティッシュコロンビア州の多くの地域で「歴史的な暑さ」が到来する可能性がある。
BC州の一部で、 この時期の歴史的な暑さに備えている。
グローバルBCの気象学者クリスティー・ゴートン氏によると、トンプソン・ニコラ地域では週末から来週初めにかけて気温が35度から38度になる可能性があると述べた。
ゴードン氏は、この気温はこれまでの一日の最高記録を更新すると述べた。
「この暑さが予想される場合、内陸部の地域では金曜日から火曜日がピークとなるでしょう」とゴードン氏は付け加えた。
同氏は、金曜日から月曜日にかけて、南海岸では海から離れると気温が30〜35度になるだろうと付け加えた。
しかし、カナダ環境省によると、予想される高温条件は、2021年6月下旬のヒートドームの時期には及ばないという。
気象局は 、バンクーバー島東部および内陸部、グレータービクトリア州、セントラルコースト、サンシャインコースト、ウィスラーアンドハウ湾、メトロバンクーバー、フレーザーバレー、南ガルフ諸島、北海岸などブリティッシュコロンビア州北部全域を対象に特別気象声明を発表した。
最後にBC州で5 月に大きな熱波が発生したのは、1897 年、1936 年、1983 年、2005 年だ。
ゴードン氏は、1983年の熱波は最も強烈で、州の多くの地域で月間記録を更新したと語った。
当時ボストンでは、摂氏40.5度に達したとゴードンは氏述べた。
しかし、その熱波は5月末近くに発生したものであり、5月上旬から中旬にこれほど気温が高くなるのは一般的ではない。
気温の上昇に伴い、州政府は洪水と山火事の両方の危険に厳重な警戒を強めている。
「このような暑さでは雪は急速に溶け、雪に覆われていない州周辺では良質の燃料が急速に乾燥するだろう」とゴードン氏は語った。
州内では現在 43 件の山火事が発生しており、そのうち 3 件はすべてプリンス ジョージ消防センター内で発生しており、注目すべき山火事とみなされている。これは、山火事が非常に目立つか、地域社会に脅威をもたらすことを意味する。
アルバータ州境にあるフォート・セントジョンの東で火災が起きているバウンダリー湖火災に対し、避難命令と警報が出ている。
フォート・セントジョン付近で発生しているレッドクリーク火災についても、避難命令と警報が出ている。
同州の他の地域では、高温で雪が溶けることによる洪水が懸念されている。
被害が大きかったキャッシュクリーク地域では洪水状況が改善しつつあるように見えたが、当局は火曜日の夜に新たな避難命令を発令した。
ボナパルト川からの増水のため、約300人が直ちに避難するよう指示された。
避難指示区域には、トランスカナダ・ハイウェイの近くにあるセージ・アンド・サンズ・トレーラー・ホーム・パークのほか、オールド・カリブー・ロード、ナゲット・ロード、コリンズ・ロードの20軒以上の住宅が含まれており、いずれも川の近くにある。