この夏から、カナダの一部の航空旅行者は、空港の保安検査の際に機内持ち込み手荷物から私物を取り出す必要がなくなりました。
空港での混雑に対処したのでしょうが、本来の目的である安全面が少し気になりますね。
以下、詳細記事の和訳です。
(2023年5月24日投稿記事）
空港でノートパソコンや液体を持ち出すのにうんざりしていませんか? 一部の 旅行者が免除へ
この夏から、カナダの一部の航空旅行者は、空港の保安検査の際に機内持ち込み手荷物から私物を取り出す必要がなくなりました。
オマル・アルガブラ運輸大臣は火曜日、カナダ航空運輸保安局（CATSA）が6月に開始する新しい認証旅行者プログラムについて発表しました。
カナダ運輸省のプレスリリースによると、この新しいラインにより、対象となる旅行者はノートパソコン、大型電子機器、規格に準拠した液体やジェルを保安検査場で機内持ち込み手荷物に入れておくことが可能になると述べました。 また、審査プロセス中に靴、ベルト、ジャケットを脱ぐ必要もありません。
NEXUS および Global Entry の会員、空港職員、航空乗務員、RCMP および ID を持つ警察官、ならびに予備役を含むカナダおよびアメリカの現役軍人がこれらの特典を受ける資格があります。
認証済みの旅行者に同伴する 17 歳以下の子供と 75 歳以上の高齢者も、追加のセキュリティ手順を回避できます。
アルガブラ氏によると、認証済み旅行者プログラムは約170万人の旅行者に加え、同伴する子供や高齢者も対象となると述べました。
「これにより、認証済みの旅行者の効率が向上するだけでなく、他の旅行者の効率も向上します」と彼は続けました。
「このプロセスを合理化すると、CATSA はそれに応じてリソースを割り当て、未確認の旅行者にさらに重点を置くことができるようになり、迅速に対応できるようになります。」
アルガブラ氏は、旅行者が認証旅行者プログラムに登録できる他の選択肢も検討していると述べた。
検査ラインはバンクーバー、エドモントン、カルガリー、ウィニペグ、トロント、モントリオールの 6 つの国際空港で利用可能になります。
カナダ運輸省は、現在のトラステッド・トラベラー・プログラムに代わる新しいプログラムは、時間の経過とともに混雑を緩和し、「より迅速で効率的な検査体験」を提供するのに役立つと述べました。
アルガブラ氏によると、このプログラムは6月7日から21日までの間、一部の空港で段階的に実施される予定だとのことです。
カナダ航空運輸保安局は、空港での保安検査の際、乗客が液体や大型電子機器を機内持ち込み手荷物に入れておくことを可能にする新技術のテストを行っています。
一方、英国では昨年12月の政府発表によると、空港は機内持ち込み手荷物に入れる液体や大型電子機器の持ち込み制限を2024年6月までに撤廃することを目指しています。
英国によると、新技術により現在の液体物の持ち込み制限は100ミリリットルから2リットルまで拡大され、旅行者は保安検査の際に大型の電気製品を荷物の中に入れておくことも可能になるといいます。
カナダの空港と航空会社は、昨年全国的に見られた長蛇の列と遅延による混乱からの回復を目指し、これから迎える暑い夏の旅行シーズンに備えています。
航空業界がスタッフの雇用増から技術の進歩まで一連の対策を展開しているため、今回は旅行者がよりスムーズに旅行できるようになるかもしれません。
連邦政府が提案した航空旅客の権利強化策が迫っているため、説明責任に対するプレッシャーも高まっています。
「夏のシーズンが間もなく始まるため、今後数か月間は非常に忙しくなるでしょう。空港、航空会社、CATSA、その他の組織が行ってきた準備を見て、夏のシーズンに向けた準備が整っていると確信しています。 」とアルガブラ氏は述べました。
