【ニュース】6月1日からBC州の薬剤師、避妊薬など軽度の病気の薬が処方可能に

(2023年5月31日投稿声明）

BC州 薬剤師は、6月1日から軽度の病気の処方箋や避妊薬を処方可能に

ブリティッシュコロンビア州の薬剤師は、かかりつけ医のいない人々のアクセスを改善し、過重な医療制度のストレスを軽減するために、6月1日からより多くの責任を負うことになる。

ブリティッシュ・コロンビア州薬剤師会によると、資格のある地域薬剤師の75％が、座瘡、帯状疱疹、尿路感染症などの21の軽度の病気の診断と薬の処方、さらには避妊薬の処方ができるようになるために必要な研修を修了しているという。

エイドリアン・ディックス保健大臣は水曜日、新しいサービスにより患者はより簡単かつ迅速に薬を入手できるようになり、看護師や医師のプレッシャーが軽減され、より複雑なニーズを持つ患者に集中できるようになると述べた。

「薬剤師は追加のトレーニングを受けており、プライマリケア提供者のいない患者に医薬品サービスを安全かつ効果的に提供できるようになり、プライマリケア提供者の負担も軽減されます」とディックス氏は述べた。

政府は、初年度に75万人以上の患者がこのサービスを利用すると推定している。

州の医療システムが人員不足とリソースの問題に直面しており、救急治療室での長時間の待ち時間につながっている事の対策としてこの措置が導入された。

一部の医師は、特に同州の成長を続けるフレーザー保健地域において、悲惨な状況であると考え、苦情を述べている。

ブリティッシュコロンビア州の住民100万人近くがかかりつけ医を持たないと推定されている。

ディックス氏によると、州はワクチン接種に使用されるシステムと同様に、人々がオンラインで薬剤師の診察予約をできるようにするウェブサイトを6月29日に開設すると述べた。

これらの最新の権限は、かかりつけ医が退職または診療所閉鎖に影響された人々に対して、薬剤師がより多くのワクチンを投与し、最長2年間処方箋を更新できるようにする昨年10月の変更後に導入された。

BC州薬局協会のクリス・チュー会長は、この変更の前夜の記者会見で、薬剤師は薬を処方する専門知識を持っており、人々がタイムリーに治療を受けられるよう支援することを楽しみにしていると語った。

「これらの薬局は大小を問わず地域にあり、時間外、週末、さらには休日でも営業しています。 薬剤師が最もアクセスしやすい医療提供者の一人であると私たちがよく言うのはそのためです」と彼は述べた。

同協会によると、同州はカナダで薬剤師に軽度の病気の処方を認めた最後の州の一つだが、避妊薬の処方を認めた最初の州の一つだという。