50代になって老化が顕著に表れるのが視力。
小さい文字が見えにくくなるのが普通ですが、私の場合、最近遠くが見えなくなってきました。
視力は遺伝の割合が大きく影響すると聞きますが、環境も視力の弱化に大きく影響するようです。
私の両親や親せきには、メガネをかけている人が一人もいません。
私も、若いころは両目とも2.0だったので、これまでメガネは必要ありませんでした。
ところが、数年前から、長時間パソコンをいじったり動画を見る機会が増え、遠くがどんどん見えなくなってきました。
視力が落ちてきてるんですね。
それでも、これまではそこまで気になってなかったのですが、最近は運転するときに標識が全く見えなくなってヤバい。
ついにメガネを作る時が来ました。
メガネを作るのに必要なのが視力検査。
バンクーバーでは、メガネ屋さんでも視力を測ってもらえますが、私はこれまでちゃんと目の検査を受けたことがないので、この際ちゃんとした眼科の先生に見てもらうことにしました。
カナダの眼科の専門医には、Ophthalmologist (眼科医)と Optometrist(検眼医)があります。
この単語の発音、日本人にはかなり難しい。
日本語にはない th/sの発音とアクセントの置き方が独特です。
私、いまだにうまく発音できません(-_-;)
それに、そんなに頻繁に使う単語ではない上に、両方ともオプから始まるので、いざ使おうと思ったときに、「オプ、オプ、オプ、どっちったっけ??」っとなってしまいます。
本当にややこしい単語です。
Ophthalmologist :オプサルモロジスト(眼科医)
Optometrist:オプトメトリスト(検眼医)
この専門医の違いは?
話はそれましたが、メガネを作るときに必要な視力検査をしてくれるのが検眼医のオプトメトリスト。
カナダでは医療が無料ですが、このオプトメトリストの診断は有料です。
数年前に息子が検査してもらった時で、約70ドルほど。
今はそれより高くなってるかもしれません。
オプトメトリストでは、視力検査、弱視、斜視、結膜炎、角膜炎など目の病気の診断もしてくれます。
こちらの場合は、ファミリードクターの紹介なしに予約できます。
一方、眼科医のオプサルモロジストは、目の中(白内障や緑内障など)の検査や手術を行います。
こちらの診断や治療は無料ですが、ファミリードクターの紹介が必要です。
メガネを作りたいだけの私は、オプトメトリストに行くべきなのですが、しっかりと目の検査をしてもうため、ファミリードクターにオプサルモロジストを紹介してもらいました。
数週間前のこと、少し緊張気味にオプサルモロジストで初めての診断を受けてきました。
検査の結果、視神経の検査で引っかかり、追加で「緑内障」の検査をするように言われました。
緑内障とは?
緑内障は、視界の一部が欠けたり、曇ったりする病気で、進行すると失明することもあるそうです。
また、治療は進行を止める治療しかないそうなので、早期発見が大事。
厄介なのは、初期症状はほとんど感じない。
怖い~
ということで、先週の金曜日、ドキドキしながら「緑内障」の検査に行ってきました。
検査はいたってシンプル。
片目ずつ、小さい光が見えたら手渡されたボタンを押すだけ。
だけど、結構長い間凝視しているので、段々と目が涙目になる。
ほんとに正確に検査できてるのかどうか疑問です。
カナダでは、検査結果に異常がなければ連絡が来ないクリニックが多いです。
今回のドクターも、異常がなければ連絡しないそうです。
このシステム、時々ミスがあったりするので、自分から連絡してみようと思います。
この緑内障の問題、最初にオプトメトリストに行っていたら、話題にも上がらなかったこと。
もし緑内障の診断が出たとしても早く見つけることができたので、ほんとオプサルモロジストに行っててよかった~
吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。