カナダ国内外でブリティッシュコロンビア州の山火事のニュースが大々的に報じられているので、もう既に皆さんもご存じだと思いますが、デビッド・イービー首相は、山火事の危機が急速に拡大する中、金曜日の夜、州非常事態を宣言しました。
以下、関連記事の和訳です。
(2023年８月19日投稿記事）
BC州「私たちの州史上最悪の山火事の季節」の最中に非常事態を宣言
ブリティッシュコロンビア州のデビッド・イービー首相は、山火事の危機が急速に拡大する中、金曜日の夜、州非常事態を宣言しました。
「私たちは州史上最悪の山火事の季節に直面しています。この前例のない状況は今夜頂点に達しました」とイービー氏は語りました。
「過去24時間で、状況は急速に進展し悪化しました。 この 1 時間だけで、州全体で約 4,500 軒が避難下にありましたが、約 15,000 人が自宅から避難しています。」
イービー氏は、緊急事態宣言は「この状況に対応するために必要なツールに迅速にアクセスできるようにするため」に実施されたと述べました。
ボーウィン・マー緊急事態管理・気候変動対策大臣は、その日の早い時間に行った電話で、中部内陸部と州南東部の火災被害地域への不要不急の旅行を避けるよう国民に繰り返し呼び掛けました。
マー氏は、避難者数の増加と防火地域に殺到する救急隊員の数が相まって、宿泊施設が深刻に不足していると語りました。
「今後数日以内に中部内陸部および南東部全域の火災の影響を受けた地域への旅行を計画している人々に、その計画をキャンセルするよう強く推奨します。観光客や旅行者にもこれらの地域の住民と同じように状況を真剣に受け止めていただく必要があります。 」とマー氏は言いました。
「州非常事態を宣言することで、人々が中部内陸部や南東部への不要不急の旅行を避けるよう求める我々の呼びかけに従わない場合、特定地域への旅行を制限する法的強制力のある命令などを含む、特別な権限を制定することがでます。 」
金曜日遅く、連邦緊急事態準備大臣のハルジット・サジャン氏はソーシャルメディアに投稿し、BC州政府と話したと述べました。 森林大臣は状況の悪化と、連邦政府が必要なあらゆる方法で州を支援する用意があると述べました。
金曜夜の時点で、ブリティッシュコロンビア州全域で380件の火災が発生している。
馬氏は金曜日の会見で、ケロウナ州ウェストケロウナとその周辺地域で約２５００人が自宅から追われていると述べました。 緊急事態当局者らは、マクドゥーガル・クリーク火災により「かなりの」数の建造物が焼失したと発表しており、マー氏は当局が被害範囲の把握に向けて作業を続けていると述べました。
BC州野火局によると、火曜日に発見された火災の規模は6,000ヘクタール以上に拡大しました。
マー氏はまた、現在火災活動が激化している間は内陸部中部やブリティッシュコロンビア州南東部に旅行しないよう人々に呼び掛けました。
「状況の進展により、中部と南東部は山火事の高いリスクに直面している」と彼女は述べました。
「旅行しなければならない場合は、BC Wildfire Service のインタラクティブ マップとEmergencyinfobc.ca を調べて、アクティブな避難警報と命令について学んでください。 私たちは皆、BC 州森林火災局職員に私たちの安全を守るために必要なスペースを提供する必要があります。」
高速道路1号線はすでにホープからリットンまで通行止めとなっており、クーキピ・クリーク火災でフレーザー峡谷に突入しており、避難を余儀なくされている。
「私たちは非常に困難な火災状況に直面しています。私たちは依然として、持続的な風と乾いた稲妻を引き起こす強い気象パターンの真っ只中にいます。 これは州全体に重大な影響を及ぼしています」とブルース・ラルストン森林大臣は午後の会見で語りました。
「既存の火災が大幅に拡大し、一夜にしていくつかの新たな火災が発生しました…その影響は週末を通して感じられ、間違いなく今後数日でさらに多くの火災とより極端な火災の発生が見られるでしょう。」
BC州野火局の州業務責任者クリフ・チャップマン氏は、木曜、内陸部の多くの地域で気温が40度を超える熱波の影響で風が強く、州内のいたるところで火災が悪化したと述べました。
「私は 20 年以上、BC 州森林火災局にずっと勤務してきましたが、常に頭の中に刻まれている日付として印象に残っている日付はほんのわずかです。 昨日はそんな日の一つだ」と彼は語りました。
「この天気が来ることは分かっていましたし、火災に大きな影響を与えることも分かっていましたが、実際にその通りになりました。 そして今、私たちは火災が地域社会、重要なインフラ、そして人間に影響を与える可能性がある壊滅的な影響を目の当たりにしています。」
避難の拒否
チャップマン氏は、木曜夜の破壊的な銃撃戦で避難命令に従わなかった人々が巻き込まれたいくつかの事件に乗組員が対処したと述べました。
複数のケースで、RCMP、消防署、BC州野火局職員が救助のため避難区域への帰還を余儀なくされたと同氏は述べました。
「それは彼らの命を危険にさらしており、明らかに滞在を選択した人々の命も危険にさらされています。そして、私たちのスタッフと、そこにいて人々を火災から避難させようとしている人々の精神的および肉体的健康に重大な損害を与えています」 それは非常に予測不可能で、ブリティッシュコロンビア州ではめったに見られない速度で非常に速く進んでいます」と彼は言いました。
「今は避難勧告を無視できる時ではない。 私たちが家を守り、重要なインフラから火災を遠ざけることに集中できるように、避難に従い、邪魔にならないようにしてください。」
マー氏は、避難者が火災により受けた被害に動揺したり不安になったり、いかなる状況であっても誰も避難地域に戻るべきではないと付け加えました。
激しい火災の成長
チャップマン氏によると、ブリティッシュコロンビア州南部全域で発生した複数の火災に対し、ブリティッシュコロンビア州森林火災局が強力に対応していますが、強風の変化により火災の規模は急速に拡大しています。
西ケロウナ地域を脅かしているマクドゥガル・クリーク火災は、一夜にして「大幅な」拡大を見せ、6倍に拡大しました。
「私たちは火災が人々の家、構造物、重要なインフラに関わるという重大な課題を目の当たりにしました。火災はその日の早朝から今朝まで激しい火災挙動を示し続け、引き続き激しい火災挙動を示しています。」と彼は語りました。
