(2023年9月10日投稿記事)
BC州 2024年の家賃上昇許容上限をインフレ率よりも低く設定
BC州政府は2024年の家賃上昇許容上限をインフレ率を下回る3.5%に設定しました。
声明の中で、B.C. 政府は、家賃の上限は12カ月間の平均インフレ率5.6%を「大幅に下回っており」、2024年1月1日以降に発効する家賃の値上げに適用されると述べました。
家賃の値上げを希望する家主はテナントに 3 か月前に通知する必要があり、家賃の値上げは 12 か月に 1 回のみ可能です。
ラヴィ・カーロン住宅大臣は声明で、「国全体で、特に住宅費が、多くの人にとって持続不可能な速度で上昇しています。それが家主と借主の両方に当てはまることを私たちは知っています。だからこそ、私たちは市場での賃貸ユニットの維持を支援しながら借主を保護するバランスを見つけました。」と述べました。
2018 年以前は、年間許容家賃増加額はインフレ率に 2% を加えたものでした。
しかし、賃貸住宅対策委員会の勧告を受けて、家賃の値上げはインフレ率のみに抑えられました。
その後、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行下で家賃の値上げ凍結が実施され、2023年には同州は家賃の値上げの上限を2%とし、本来適用されるインフレ率5.4%を大幅に下回りました。
「賃貸人が6%近くの家賃値上げの可能性に直面している中、政府は賃貸人の声に耳を傾け、行動を起こしてくれたことをとてもうれしく思います。また、家を借りている人々がコストの増加に直面していることも承知しており、長期賃貸者が利用できる場所を確保し続けたいと考えています。」とプレミア賃貸人特別連絡窓口で元議長で賃貸住宅タスクフォースとMLAバンクーバー・ウエストエンドのスペンサー・チャンドラ・ハーバート氏 は声明で述べました。
政府は、インフレが通常の水準に戻るにつれて、BC州の消費者物価指数に連動した年間家賃の値上げに戻すつもりだと述べました。