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若年性特発性関節炎(JIA)とは

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Juvenile Idiopathic Arthritis

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若年性特発性関節炎」 ( juvenile idiopathic arthritis:JIAとは、その名の通り、16歳未満のこども ( ≒若年性 ) に起こり、原因が分からず ( =特発性 ) 、関節炎の症状が6週間以上続く病気です。所謂、こどものリウマチです。自分の免疫が、関節の健康な細胞を攻撃することにより 炎症を起こしてしまう病気です。治療法は、ステロイド剤の直接投与、抗リウマチ薬(免疫を下げる作用)を使用します。 治療を続けることにより、18歳頃までに、寛解(かんかい:症状が発生していない状態)できるケースもあります。

私の次男のケースのお話です

私の次男が足の痛みを訴え始めたのは 10歳になる年の初夏でした。

カナダでは、医療が無料ということで、簡単にCTスキャンやMRIを受けることができません。まずファミリードクターに見せて言われたことは、「成長痛ですね。しばらく様子を見ましょう。」そして、念のためにレントゲンを撮影。骨には異常無しと言うことで、しばらく様子を見ることになりました。

数か月経ってもよくなるどころか、どう見ても悪化してたので、今度は 足治療師(Podiatrist) 足の治療専門のお医者さんのところへ行きました。確かに偏平足だが、膝の痛みとは、全く関係ないと言われたので、なぜか頭に浮かんだ「リウマチ」、先生に聞いてみたら、リウマチは微熱が伴うから、微熱がないから多分違うだろうと言われました。

成す術もなく数か月、どんどん悪化して歩くのも杖無しではできませんでした。やはり何かおかしいので またしてもファミリードクターへ。そこで知らされたのは 異常がなかったはずのレントゲンに影が映っている。「骨髄炎の疑いがあるので、血液検査をしましょう。」と言われました。本来ならば、整形外科の医師に紹介されても実際診断を受けるには、数週間待たされることも珍しくありません。しかし、これ以上待つことができず、BCチルドレンズホスピタルの救急病棟に連れて行く事を決断しました。

3日間の検査入院で、結局診断されたのは 若年性特発性関節炎

息子の場合、発熱も、発疹もなかったため、判断が遅れた原因の一つかもしれませんが、この時ほど、日本の先端医療が即座に受けられるシステムが羨ましかったことはありませんでした。あそこまで 悪化したことが、その後の治療、回復に影響したのは 間違いないと思います。

兎に角、私が皆さんにお伝えしたいのは、カナダでは、自分から行動しないと物事が進まないということ。おかしいと思ったら、待たないで 手遅れになる前に 自分からお願いしてください。

次回は、JIAの治療法について、お話ししたいと思います。

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