加工食品に要注意：研究からわかる健康と寿命及ぼす悪影響とは？

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皆さんは、日ごろから加工食品をどれくらい食されていますか？

私の息子は免疫疾患の持病を持っているため、小さい頃から加工食品と砂糖を控えるようにお医者さんから指導されています。

それでもついつい、煩悩に負けてしまい、甘いものやウィンナーなどの加工食品を買ってしまうことがあります。

煩悩をたちきるって難しいですよね。

それに、もう成人している息子は、今のところ疾患による症状が安定しているので、危機感があまりなく、私の意見が響かないところもあって、健康的な食事にあまり関心がないように見えます。

人間て愚かなもので、辛い思いをしたときにやっとその重要性に気づくんですよね。

でも、この加工食品は、健康な人にもあまりよくないことは皆さんもご存じだと思います。

健康的な食事をするには費用が掛かるため、昨今の物価高騰では、ますます困難になっていますが、健康のことを考えて、少しでも加工食品を避けるようにしたいものですね。

今日のニュースでは、加工食品が及ぼす健康や寿命への悪影響について、詳しく取り上げていたのでご紹介したいと思います。

（2024年3月3日投稿記事）

研究によると、以下の理由で超加工食品は健康を損なう

超加工食品は少なくとも32の主要な健康パラメータに関して人々の寿命を縮め、健康状態を悪化させていることが新たな研究で判明した。

水曜日にブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに掲載された数百件の疫学研究のレビューでは、超加工食品への曝露量が増えると、がん、心臓や肺の主要な疾患、精神的健康障害、健康障害などを含む32の有害な健康転帰や早死のリスク増加と関連していることが判明した。

これらのアウトカムは、死亡率、がん、精神、呼吸器、心臓血管、胃腸、新陳代謝に悪影響を与えます。

この報告書は、「超加工食品と健康への悪影響を関連付ける14件のレビュー記事から集めた45件の個別のメタ分析のアンブレラレビュー（高レベルの証拠の要約）」を実施した。

これらのレビュー記事はすべて過去 3 年間に発行され、1,000 万人近くの参加者が参加しました。

「超加工食品への曝露量が増えると、健康への悪影響、特に心臓代謝、一般的な精神障害、死亡率のリスクが高まる」と報告書は述べている。

報告書では、包装された焼き菓子やスナック、炭酸飲料、砂糖を多く含むシリアル、インスタント製品や加熱製品などの超加工食品は複数の工業プロセスを経ていると指摘しています。そのため、着色料、乳化剤、香料、その他の添加物が含まれています。

このレビューによると、超加工食品は心血管疾患関連死亡のリスクが50パーセント増加し、不安症や一般的な精神疾患のリスクが48～53パーセント増加し、タイプ2糖尿病のリスクが12パーセント増加することに関連しているとされている。

このような食品は、心臓病関連の死亡、肥満、睡眠障害のリスクを40～66パーセント増加させ、うつ病のリスクを22パーセント増加させるだけでなく、寿命を縮めている可能性が高い。

研究によると、超加工食品の摂取量が増えると、原因を問わず全体的な死亡リスクが21％増加することがわかった。

報告書は、そのような食品と乳がん、膵臓がん、前立腺がんとの関連性について「限定的な証拠」を発見したが、「結腸直腸がんのリスクとの直接的な関連性」も発見した。

「これらの発見は、国民の健康を改善するために超加工食品の消費を目標にして最小限に抑えることを目指す緊急のメカニズム研究と公衆衛生活動を裏付けるものである」と報告書は述べている。

超加工食品に由来するカロリーの割合は、高所得国で高かった。

「高所得国全体で、超加工食品由来の食事エネルギーの割合は、オーストラリアと米国でそれぞれ42%と58%に及びますが、イタリアと韓国ではわずか10%と25%です。」と報告書は述べた。

超加工食品に対するカナダの立場

管理栄養士で心臓脳卒中財団のマネージャーであるアマンダ・ナッシュ氏は、この報告書の結果には驚かなかったと語った。

「実際、カナダは米国に次ぐ世界で2番目に超加工食品や飲料を購入しており、カナダ国民は1日のカロリーの約50パーセントを超加工食品から摂取している」と彼女はグローバルニュースに語った。

ナッシュ氏は、超加工食品には、砂糖入りの飲料、包装されたスナック、チョコレート、キャンディー、業務用パン、ケーキ、ビスケット、デザート、包装されたスープや麺類、冷凍食品やインスタント食品などが含まれる可能性があると述べた。これらは安くて多くの人にとって手頃な価格であるだけでなく、魅力的でもあると彼女述べた。

「それは、それらが積極的にブランド化され、魅力的なパッケージ化され、熱心にマーケティングされているからです」と彼女は語った。

ナッシュ氏は、「カナダ保健省が推奨しているものを見ると、皿の半分に果物と野菜が入ったものを選ぶことになります。皿の4分の1は全粒穀物、そして皿の4分の1はタンパク質の選択肢になります。」こうした健康への悪影響を回避する唯一の方法は、基本に立ち返ることだと述べた。

10月にブリティッシュ・メディカル・ジャーナル（BMJ）に掲載された別の報告書では、超加工食品への依存症が世界中の成人の14％、子どもの12％に影響を及ぼしていることが判明した。一方、タバコ依存症は世界中の成人の18％に影響を与えていると報告書は述べている。

デイリーブレッド・フードバンクの研究・権利擁護担当副社長、タリア・ブロンスタイン氏は、「低所得地域は、自分たちが好む栄養価の高い食品を購入する手段やアクセスを必ずしも持っているわけではない」と述べた。

彼女は、生活費危機により多くのカナダ人にとって生鮮食品が手に入らなくなり、カナダの主要都市の多くでフードバンクへの圧力が高まっていると述べた。

「私たちは現在、トロントの10人に1人にフードバンクで食事を提供しています。昨年、私たちは新たな記録を塗り替えたばかりです。トロントでフードバンクへの訪問が 100 万件に達するまでに 38 年かかりました。トロントのフードバンクへの訪問数が 200 万件に達するまでに 2 年かかりましたが、わずか 300 万件の訪問数を達成するにはわずか 1 年 (2023 年) でした。」

ナッシュ氏は、低所得地域に住む人々がより健康的な食品に移行する際、生活費危機が大きな障害となっていることに同意した。しかし彼女は、たとえ予算が限られていても、人々にはまだ選択肢があると語った。

「収入が問題なら、セールのときに賞味期限の長い食品を探して、豆の缶詰、冷凍野菜、全粒粉パスタなどを買いだめしましょう。そういった種類のアイテムは保存期間が長くなります」と彼女は述べた。

ナッシュの最大のアドバイスは、甘い飲み物を完全にやめることです。

「砂糖入りの飲み物は高カロリーで、余分な砂糖や糖分が多く含まれています。つまり、必ずしも栄養が含まれているわけではなく、他の栄養上の利点もありません。これは少しの栄養素を含むスポーツドリンクやビタミンウォーターなども含まれます。」と彼女は述べた。