久しぶりにブログ更新します。
先日、BC州のケローナというバンクーバーから高速道路で4時間ほどの町に、家族4人で小旅行に出かけました。
ケローナへ行ったのは、今回で二度目。
一度目は次男が1歳になった時なので、今から20年前。
今回は、息子二人とも成人しているので、バイクレンタル、カヤックレンタル、スクーターレンタルなどアクティビティーを満喫し、充実した4日間を過ごしました。
そして、今回の旅行には、帰路の途中に社会科見学も計画に入っていました。
日本人の血を引く息子たちに、もっと日系カナダ人の歴史を学んでもらいたくて、戦時中日系人が送られた収容所付近にある博物館に連れて行きました。
ほとんどの博物館がケローナから車で東へ2~3時間の所にある中、バンクーバーへの帰り道に通るホープという町から南東へ15分ほど行ったところに、8年前から一つだけ博物館が存在します。
今回はその博物館を訪れました。
その博物館がこちら
Sunshine Valley Tashme Museum
「Tashme」という名称、何だか日本語っぽいですよね。
日本語じゃなければ、先住民の付けた地域の名前?って感じしません?
そんなことはない。
実は、その地域を任された人たちの名前の頭文字を取って呼ばれた名称だそう。
Taーさんとshーさんとmeーさんがいたんですね。
Tashme: タシュメ と発音するのですが、日本語っぽい言い方で「多志美」という漢字の当て字もあり、その漢字を使ったグッズも販売しています
息子達もTシャツと帽子を購入していました。
それでは、この「Tashme Museum」がどんな所なのか詳しく紹介したいと思います。
まずは、行ってビックリ!
行く前は、日系カナダ人の子孫の方が運営されているのだと思っていましたが、なんとこの博物館のオーナー(ライアンさん)は、白人のカナダ人。
日本人の血は全く流れていません。
そして、もっと驚くのが、この博物館はライアンさんが個人で運営しているプライベートの博物館なんです!
ここは、戦時中に多いときで2644人の日本人が収容され生活した地域で、ある日突然政府から発令されたバンクーバー退去命令に示された「ホープより東側に退去すべし」に従ずる一番バンクーバーに近い収容所。
この博物館の建物は、当時肉屋さんだったそうです。
それを数年前にライアンさんが買い取って、当初は全く違う目的で使うつもりだったのですが、八年前に歴史博物館として開設したそうです。
現在は、寄付を集めている助手の白人の女性もボランティアとして活動されています。
土日だけしか開いていないこの博物館、この二人がプライベートの時間を割いてお客様の対応をされています。
驚きはまだまだあります。
日系人がこの町に送られたときに降りたホープ駅の駅舎。
去年の秋に取り壊しが決まっていたのですが、ライアンさんたちがバリケードをしてプロテストしてくれたお陰で、無事保存することができたそうです。
そして、ライアンさんの敷地に動かしたこの駅舎の回りに、これから寄付された基金で、レストランなども常備した多目的コミュニティーセンターを作る予定なんだそうです。
この博物館には、当時の様子が分かるように、当時のままの梁や床板が残されています。
また、当時の写真や実際に使われていた工具やテーブル、個人の持ち物など、寄付されたものがたくさん展示されています。
ライアンさんは、歴史の細かいところまでよく熟知されていて、強制収容が及ぼした日系カナダ人への影響の統計など色々と興味深いお話も教えていただきました。
なんと、ライアンさん、本職は展示物のサインなどをつくるデザイナーさん。
当然、この博物館内のサインなどもライアンさんが作られています。
また、建物のレイアウトを博物館向けに改装したのもライアンさんなのだそう。
博物館の回りは拡張工事の真っ最中。
裏庭には、立派な日本風の舞台ができていました。
今月の17日には、お盆祭りも計画されています。
是非、時間がある方はお盆祭りに参加されてはいかがでしょうか。
ライアンさん、なぜここまでこの博物館に熱心なのでしょうか?
彼が生まれ育ったリッチモンド市スティーブストンは、戦前たくさんの日本人移民が住んでいた漁村で、戦後抑留先から一部の日系人が戻っていました。
彼はその日系人の息子や孫たちと親しかったそうです。
その彼が学生の頃に留学生としていったのが、紀伊半島の西端にある和歌山県美浜町三尾地区。
ここは、通称「アメリカ村」と呼ばれる漁村で、戦前にスティーブストンへ多くの移民を送った場所でもあります。
この経験が、彼の人生を大きく変えたと言います。
二回目の渡日の際は、スケートボードの選手として日本に来たとき。
スペシャルゲストとしての対応を受け、一回目とは違った体験をしたそうです。
三尾の町を第二の故郷と呼ぶライアンさん。
日本のことが大好きなのだそうです。
前世はもしかしたら日本人だったんじゃないかとも言ってました。
私も含めて私の家族みんな、彼の話を聞いてとても感動しました。
いったいどれだけの人が、彼のような行動がとれるでしょうか?
自分の先祖でも、同じ人種でもない人たちのために、、、
白人カナダ人のライアンさんが運営している博物館を訪れて実感した本当の意味での和解。
賠償金とか償いとか、そういうものよりもっと貴重なものを目にしたような、想像以上の素晴らしい体験をすることができました。
実際に皆さんにも訪れてもらいたいとは思いますが、それが無理な方は寄付金や商品の購入などで貢献されてはいかがでしょか。
Tashme Museum は、バーナビー市の日系センターの協力を受けているようで、ホームページの寄付ののリンク先は、日系センターの募金ページに繋がっています。
もし、直接 Tashme Museum へ寄付されたい方は、 (604) 869-7070 へお問い合わせください。
日本人抑留の歴史は、つい最近の2018年に小学校のカリキュラムに含まれるようになりました。
来年はバーナービー市の小学校の社会科見学先に選ばれているそうです。
スティーブストンのあるリッチモンド市の小学校はまだだそうですが、いつか実現するといいですね。
今回帰路の途中に Tashme Museum に寄ったのは午後3時近く。
閉館の4時を過ぎても嫌な顔一つ見せずお話ししてくれたライアンさん達。
そのお二人と息子二人四人で最後に撮った写真はみんな笑顔で、憎しみや恨みなどを全く感じさせない、偽りのない本当の平和を捉えた瞬間でした。
こちらの博物館で催される8月17日の「お盆祭り」加え、18日には抑留時代と戦後を過ごした日系二世の視点を物語った小説「Henry’s Glasses」のライブパフォーマンスが、ホープの New Hope Cinema で催されるそうです。
チケットはたったの$10.
場所はこちら
日本人なら一度は訪れるべき博物館「Tashme Museum」
この夏のプランに是非どうぞ!
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いよいよブラックデーセールが本格的に始まりましね。
携帯電話プロバイダー各社も、サービスの割引をやっています。
皆さんは、プロバイダーの一つショーケーブルとロジャースが、今年の3月に合併したことをご存じでしょうか。
もともとブラックフライデーセールでのFIDOのプランは、30GBで$34。を利用していた人は、今年の12月21日までにロジャースにアカウントを移さなければいけません。
実は、私がその顧客の一人なんです。
そもそも、なぜショーモバイルにしたかというと、ショーケーブルの顧客はサービス料がタダだったからです。
仕事場も自宅だし、外出したとしてもネットを使うことはほとんどなかったので、コネクションが悪いショーモバイルの無料サービスは、私にとってうってつけのプランでした。
ところが、先週突然ロジャースから携帯サービス開設の確認メールが送られてきたんです。
それで慌ててネットで調べると、今回のロジャース移行に関する苦情たくさん。
本来なら、ショーモバイルの顧客のプランと同等のプランに移行すべきなのに、移行後にとんでもない金額を請求されたなどなど。
ロジャースの顧客サービスに連絡したら、今回の開設は一時的なもので、移行したら今のプランに調節された金額になるはずだというんですね。
SIMカードも届いたのですが、請求されたのがたったの1GBで$45のプラン。
1GB以上使ったら$10追加。
知らず知らずのうちにデータを使ってしまったらって思ってしまったら大変なことに、、
今ならブラックフライデーセールでFIDOのプランは、30GBで$34。
もしかしたら、ロジャースから$45請求されるかもしれません。
そこでそろそろちゃんとしたプランに買い替える時期かなぁと思って、昨日のコストコの携帯ブース訪れたんです。
コストコで契約すると、コストコの商品券や追加商品があったりと、かなり得するんですよね。
私がコストコに着いたのは、朝の10時半ごろ。
オンラインウェイティングリストにアクセスすると、私は95番目(笑)
1時間買い物して再度チェック、70番目。
終わったーーー
でも、スタッフに聞くと、ボクシングデーの時はもっとエクストラで得点あるよっていうんです。
一か八か、今回のコストコセールは諦めようかな~と思ってます。
今日、モールへも行きましたが、携帯電話の会社の前だけどこも行列です。
多分ボクシングデーも同じでしょうね。
やりたくない事はついつい後回しにしてしまうタイプの私。
今回のブラックフライデーは諦めて、来月のボクシングデーでは早朝ダッシュして、コストコに並ぼうかな?