【ニュース】バンクーバーで無差別殺傷事件

（2024年9月4日投稿記事）

バンクーバーのダウンタウンで「見知らぬ人による無差別攻撃」により1人死亡、1人重傷

バンクーバー警察は、水曜日の朝にダウンタウンで起きた2件の理由のない見知らぬ人による襲撃事件で、男性1人を殺害し、もう1人の男性の手を切断した容疑で、容疑者を逮捕した。

「私が言えるのは、この男性は非常に問題を抱えた人物で、精神衛生関連の事件を長年起こしており、メトロバンクーバー全域で警察との接触が60件以上記録されているということです」と、バンクーバー警察署長のアダム・パーマー氏は水曜日の記者会見で述べた。

「この男性は暴行罪で有罪判決や傷害を負わせた暴行罪で有罪判決を受けており、逮捕当時は2023年に起きた暴行罪でホワイトロック刑務所から保護観察中だった」

最初の被害者である50代の男性は、午前7時30分頃、リチャーズ通りとダンスミュア通りの交差点にあるカテドラル・スクエア付近で襲われた。

警察によると、この男性はナイフで襲われ、頭から血を流し、手は「完全に切断」された状態で発見された。彼は病院に搬送され、一命は取り留めると見込まれている。

数分後、警察はウェストジョージア通りとハミルトン通りから通報があり、そこで2人目の男性が襲われた。彼は現場で死亡した。

捜査官は容疑者の画像を入手し、2つの襲撃が関連していることを確認した。

警官らは午前9時過ぎ、オリンピック村近くのハビタット島で、ホワイトロック在住の34歳の容疑者を発見した。容疑者が不規則な行動をしており、見知らぬ人に近づいて怒鳴っていたという通報があった。

容疑者はバンクーバー警察緊急対応チームと警察のドローン操縦士の助けを借りて逮捕された。

「バンクーバーは安全ではない」

犯罪の「恐ろしい」性質にもかかわらず、パーマー氏は市民にバンクーバーは安全であると安心させようとし、このような攻撃はまれだと述べた。

「バンクーバーは衰退していないし、バンクーバーは死んでいないし、バンクーバーは危険ではない。それはすべて誇張であり、実際には事実ではない」と彼は述べ、暴力犯罪はすべての主要都市で発生していると付け加えた。

「私が言いたいのは、バンクーバーの犯罪件数は大幅に減少しているということだ… 今後もこのような犯罪は起こり、一般市民を不安にさせ、私を不安にさせ、皆さんも個人的に不安にさせているだろう」

パーマー氏は、バンクーバー警察は2022年以降175人以上の警察官を新たに採用し、市内全域で警察官の配置を増やしていると述べた。

同氏によると、昨年と比較すると、市内の犯罪総数は7.4％減少し、暴力犯罪は7％、窃盗犯罪は10.3％、重大暴行は17.8％減少した。見知らぬ人による襲撃は約半分に減少したという。

しかしパーマー氏は、深刻な精神疾患を抱える人々や常習犯に対処するために警察の支援が必要だと述べた。

「まず第一に、司法の回転ドアを止めなければならない…重大犯罪でもっと多くの人を拘留する必要がある。起訴が延期されないようにする必要がある」と同氏は述べ、容疑者は以前、暴力犯罪容疑に関連して起訴が延期されていたと付け加えた。

バンクーバー市長のケン・シム氏は、深刻な精神疾患を含む暴力犯罪の「根本原因」に対処するために、州と連邦政府にさらなる資金提供を求めた。