シャクナゲ
シャクナゲ (石楠花、石南花) は、ツツジ科ツツジ属 (Rhododendron) 無鱗片シャクナゲ亜属、無鱗片シャクナゲ節の総称である。
主に低木だが、高木になるものもある。
また、日本ではその多くのものがツツジと称される有鱗片シャクナゲ亜属のものを欧米では Rhododendron と呼んでいる。ただし、有鱗片シャクナゲのなかでも、ビレア(マレーシアシャクナゲ)の仲間は、カワカミシャクナゲのように、日本でもシャクナゲと呼んでいる。
中略)
特徴
いずれも派手で大きな花に特徴がある。花の色は白あるいは赤系統が多いが、黄色の場合もある。
シャクナゲは葉にロードトキシンことグラヤノトキシンなどの痙攣毒を含む有毒植物である。摂取すると吐き気や下痢、呼吸困難を引き起こすことがある。葉に利尿・強壮の効果があるとして茶の代わりに飲む習慣を持つ人が多く存在するが、これはシャクナゲに「石南花」という字が当てられているため、これを漢方薬の「石南(オオカナメモチ)」と同一のもの(この2つに関連性はない)と勘違いしたためであり、シャクナゲにこのような薬効は存在しない。
シャクナゲは常緑広葉樹にもかかわらず寒冷地にまで分布している。寒冷地に分布する種類のなかには、葉の裏側を中にした筒状にして越冬するハクサンシャクナゲなどがある。日本にも数多くの種類のシャクナゲが自生しているが、その多くは変種であり、種のレベルでは4種または6種に集約される。
シャクナゲの剪定法
シャクナゲは、カナダの気候には良く合っている様で、育てるのに余り手が掛からず良く育ちます。街中でも4~5月には色んな色の花を咲かせとても美しい花ですが、成長が旺盛で剪定をせずに放って置くと巨大化してしまいます。
あまり大きくなりすぎると、周りの植物への日光を遮ってしまったり、お隣さんの敷地に侵入し、迷惑が掛かる事もあります。また、定期的な剪定をする事で、シャクナゲ自体の通気性を良くし害虫から守り、翌年の花をより一層美しく咲かせることが出来ます。
花が咲く頃には既に新芽が出てきています。
来年はこの伸びた新芽の先に花が咲くので全体がこの大きさになります。私の庭には、このシャクナゲの北側に小さな洋梨の木があり、その木の成長の妨げになるのでこれ以上は大きくしたくありません。その為、毎年この時期にシャクナゲの剪定をしています。
あと一週間ぐらいは花を楽しめたのですが、来週一週間は雨の予報もあり、今週末が連休だったことから、本日決行しました。
時間がある方は、枯れた花の部分から徐々に剪定されてもよいと思います。
シャクナゲの花の周りの枝には産毛が付いていて、松脂の様な粘着性のある物質が付いています。剪定される際は、ガーデン手袋を付けて行ってください。
剪定の際は、小さめのビニールシートを用意し切りとった花や枝をその上に落としていくようにすると、片付けに時間がかからず楽です。
余り切りつめたくなければ、花の付け根の小さい新芽が付いている部分で切り落とします。花の部分は自然と枯れて乾燥した形で残るので、そのままにしておいてもよいのですが、みためが余り良くありません。また、その部分を切り落とすと新芽に栄養が行くので新芽の育ちが良くなります。
剪定後は、シャクナゲの葉の緑を楽しむ時期になります。
私は、左右対称でないと落ち着かないので、飛び出ているところは切り落としました。
暫く剪定していない場合は、枯れた枝や真ん中を縦に伸びている枝があるので、その様な枝を切りとると、風通しが良くなります。
枝が密集してしまうと、ハチの巣が出来る絶好の場所となるので毎年この時期に少しずつ剪定することをお勧めします。