皆さんはカナダの所得税（インカムタックス）についてどれだけ理解していますか？
前回のPart 1に引き続き、YouTube で金融リタラシーを発信している「The Independent Dollar」のカナダの所得税についての動画（英語）Part 2 ：「税率」を日本語で解説したいと思います。
この動画では、連邦税のみを例に挙げています。
Part 1 と同じく、例として挙げているのはオンタリオ州に住むシングルで二人の子持ちの男性二人。スティーブとジョンです。
スティーブは年収 $50,000。
ジョンは年収 $110,000。
カナダの所得税は年収が多ければ多いほど税率が高くなり、年収の15％～33％が連邦税として没収されます。
2021年度 連邦税の「税率」
$49,020 以下 15%
$49,020 to $98,040 20.5%
$98,040 or $151,978 26%
$151,978 or $216,511 29%
$216,511 以上 33%
※2021年度の納税期限は4月30日(5月2日）です。
スティーブ（年収$50,000）は20.5％の税率
ジョン（$110,000）は 26％の税率
と思うかもしれませんが、違います。
二人とも15％から始まり、それ以上の収入に段階的に次の税率が課せられます。
年収の内の$49,020までは15%、$49,020~$98,040が20.5%、それ以上が26％と税率が上がっていきます。
スティーブとジョンを例に挙げると、
スティーブ
$49,020 or Less 15% ←
$49,020 to $98,040 20.5% ←
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$50,000
15％と20.5％の税率が段階的にかかります。
ジョン
$49,020 or Less 15% ←
$49,020 to $98,040 20.5% ←
$98,040 or $151,978 26% ←
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー $110,000
15％、20.5％、26％の税率が段階的にかかります。
投資によって得た収入
キャピタルゲイン（資産売却益）$50,000 の税金対象額は、50％の$25,000です。
スティーブの年収 ($50,000) が雇用によって得た場合と、投資によって得たキャピタルゲインだった場合の比較です。
雇用収入
雇用収入 $50,000
$49,020 15%
$980 20.5%
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$7,554 税金
キャピタルゲイン収入
キャピタルゲイン $50,000
$25,000 15%
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$3,750 税金
投資の配当金によって得た収入
配当金収入 ($50,000)
配当金向けタックスクレジットにより、税金対象額は $0
銀行のGIC口座の収益
銀行のGIC口座の収益は、雇用収入と同じ扱いなので全額税金対象になります。
そしてその動画がこちらです↓
