私はこれまで約15年デイケアをしています。
認可を受けて自宅でやっているデイケアです。
年齢制限もあり、基本的に2歳以下は二人、4歳以下は5人までと決まっていて、12歳までの子供を7人まで預かることができます。
どの年齢層でも、異なった大変さがありますが、生まれ持った性格や性別でも異なりますので、一概にどの年齢が一番大変とは言い切れません。
2~3歳までは、何かと世話が必要ですが、お昼寝の時間も長く長時間の休憩時間が取れるのが良い所でもあります。
3歳以上になると、それなりに発達に合わせたクラフトや知育教材を考えなければならないし、お昼寝を嫌がる時期ですので、お昼寝が必要な子供が寝付くまで静かにさせたりするのは容易ではありません。
その代わり、お友達と遊んでくれるので、常時何かをしてあげる必要もないので、その点は助かります。
今、私のデイケアに来ている子供たちは、4歳以下で全て女の子です。
基本的に女の子のほうが男の子に比べておとなしく、断然手も掛かりません。
しかし、女の子の中にも大人しい子、活発な子、主導するのが好きな子もいれば、友達のやることに従う子もいます。
今私のデイケアにいる子供たちもそれぞれ上記の様な個性があります。
その中で最近目が離せないのが、去年9月に入園してきた最近2歳になった子です。
一般に2歳前後の「イヤイヤ期」を英語で「Terrible Twos (テリブル・トゥーズ)ひどい2歳」と言い、日本でもカナダでも大変な時期だと言う認識は同じです。
その子は、テリブルトゥーズでも、イヤイヤが酷くて大変と言うよりは、ちょっと目を離すと何をするか分からない大変さがあります。
デイケアでは、事故を出来るだけ防止するために、触ってほしくない物は棚にしまってチャイルドプルーフを付けたり、手の届かない高い所に上げておくようにしています。
しかし、この子は、自分の欲しいものを手に入れる為には色々な知恵を絞って、チョットしたすきに悪さをします。
今日それをやられてしまいました。
年長さん達にアルファベットを真剣に教えている間を狙って私の机の上にあったコーヒーの入ったトラベルマグを倒し、口を付ける部分がちゃんと閉まっていなかったので、キーボードの上にコーヒーがこぼれてしまいました
元々熱すぎる飲み物が苦手なので、生ぬるいコーヒーが入っていたので、やけどなどは心配しなくてもいいんですが、この様な事態の為にトラベルマグに入れているのに、口をちゃんと閉じていなかったのは私のミス。
慌ててティッシュで拭いて、紙縒りを差し込み逆さにして暫く乾燥。
幸い、元通り使えました。
彼女の目的はスティックのりだったようで、その糊で本のページを糊だらけにされてしまいました。
2歳児は、言葉もままならず、ダメだと言っても直ぐに理解するわけでもなく、「ダメ」と言い続ける以外これと言ってしつけ方法がありません。
「ダメ」と言うだけではなくて、どうしてだめなのかを付け加えるのが重要だと思っていますので、みっこのだから触っちゃダメ。とか、痛いから叩いちゃダメ。とか、危ないから触っちゃダメ。などを付け加えるようにしています。
この時期はジッと座って食事もできないので食後の散らかりようも凄いです。
当然おむつも変えないといけないし、年長さんのおもちゃは掴んで取るし、思い通りにいかないとウソ泣きして大声で訴えるし、割り込みは常連だし、お友達の髪の毛を引っ張ったり、巻き込まれた年長さんたちも泣いたりと、午前中だけでも体力を消耗してしまいます。
という事で、毎日お昼寝の時間までカウントダウンしています。
あと半年もすれば落ち着くと思うのですが、まだまだ私の二歳児との格闘の日々は続きそうです(笑)