3月中旬から下落している円。
それまでは3月17日にカナダドル$1=約93円だったのが、4月16日の時点でカナダドル$1=100円になりました。
アメリカでの金利が上がった事、原油価格の高騰による貿易赤字など原因は色々あるようで、専門家の間でもこの円安は暫く続くと言っている人もいます。
私は経済が専門ではないのでどこまで下がるとか、いつ上がるとかの予測は全くできませんが、Bloomberg.com の記事では、20日のG20または21日後に何らかの動きがあるようです。
この記事では、現在米ドル$1=126円ですが130円代まで行く可能性もあると書いてありますので、いつかはまた日本へ行く予定の方はこの機会に円を買って置くのも賢い選択かもしれません。
私も、今のうちに日本円を手に入れておこうかと思って、その方法とレートを調べてみました。
両替には両替商、銀行、アプリの送金、ETFなどがあり、それぞれ長所と短所があります。
今回は、私が調べて気づいた点をまとめてみたいと思います。
全てのレートは4月15日現在の値です。
両替商
今回何軒か電話を掛けてみましたが、なかなか通じなかったので、ホームページでレート計算が出来るところを何軒か比較しました。
一番レートが良かったのは、Vancouver Bullion & Currency。
¥1=$0.010273 ($1=97.34円)
長所:
- 銀行の様に口座を持っていなくても両替ができる。
- 銀行よりレートが良い(すべてではありません。空港隣接は銀行よりかなり高いです。)
- その場で現金が手に入る
短所:
- 支店がすくない
- 円が売り切れている場合がある
*円を注文して数日後に取りに行くサービスがある両替商もありますので、確認してださい。
銀行
今回は、ロイヤルバンク、TDバンク、スコシアバンク、モントリオールバンクを比較してみました。
¥1=$0.010293 ($1=97.15円)
手数料:2.60%
¥1=$0.010361 ($1=96.52円)
手数料:2.64%
¥1=$0.010386 ($1=96.28円)
手数料:2.88%
¥1=$0.010372 ($1=96.41円)
手数料:2.65%
レートも手数料もロイヤルバンクが一番いいですね。
長所:
- レートが公表されている
- オンラインで注文が出来る
- 支店が多い
短所:
- 口座が必要
- 注文しなければならない
* 私はロイヤルバンクの口座を持っていてレートも一番良かったので、数日前 レートが0.010383の時に、1,000ドル分をオンラインで注文しました。
入力した価格は1,000ドルで、¥96,677買える計算でしたが、発注の時自動的に変換され、最終的には、996.77ドルで¥96,000買ったことになりました。
その理由は、紙幣だけの取り扱いになっているからです。
注意:
カウンターでも注文できますが、カウンターで注文した場合は、日本円が支店に届いた時のレートになるそうです。
オンラインで注文すれば、注文時のレートで購入できます。
携帯アプリでの送金
以前は手数料のかかる銀行での海外振込しかありませんでしたが、最近では携帯のアプリを使って海外へ送金することができます。
私はこのアプリをまだ使ったことが無いのですが、レビューも良くレートも一番良かったので、取り上げてみました。
おすすめは
3月15日のレートで 1,000ドル= ¥98,562 です。
長所:
- レートが良い
- 手数料が0
- 1~2時間で送金可能
短所:
- 初回の登録が面倒(振込先のSwift番号:銀行の番号、支店番号、口座番号が必要です)
- 日本の口座が必要
今は日本でも色々とセキュリティーも厳しくなっているらしく、誰かが代理で口座を開設する事も困難だとかで、この方法は諦めました。
まず初回は、何ドルかを送金し、入金を確かめてから、100ドル以上の送金をするといいかと思います。
他にも海外送金の出来るアプリがあります。
興味がある方は、各社レートなどを比較したこちらのウェブサイトをご参照ください。
上記に述べたように、私個人はこの方法での送金の経験がありません。もし読者の方で、このアプリを使ったことがある方はコメント欄で感想をお知らせ頂ければ幸いです。
Wealthsimple Trade 円取引ETF
現在、ETF株は全体的に下落した状態が続いています。
3ヶ月以内に始めた方は、まだ、マイナス成長を見ている事でしょう。
どんなに覚悟していても、マイナス%を見ると心が揺らいでしまいますよね。
私も同じです。
専門家も今年は株価が下がると予測していたらしく、暫くは不安定な状態が続くそうです。
でも大丈夫。
私は信じています!
必ず戻ります。
そしてプラス成長します。
ETF株は、2~3年は待つつもりで先を見て頑張りましょう。
ETF株や投資信託は、今のところ停滞状態にありますが、これには原油の高騰、インフレ、世界情勢が不安定なっている事などに要因があり、暫くは続くと思われます。
しかし、アメリカやカナダでも銀行が金利を上げたりと対策を練っているところなので、以前の下落の回復よりは時間が掛かかもしれませんが、いずれ回復すると思います。
株価が安いこの時期をチャンスと思い、毎月少しずつでも投資を続けることが大事だと思います。
話はそれましたが、今回のテーマ「円を買う方法」
実は、Wealthsimple Tradeでも「円取引」が出来ます。
円は、外国為替市場で米ドル、ユーロに続く世界で3番目に多く取引されている通貨で、基軸通貨の一つになっている、世界でも信用の高い通貨とされています。
基軸通貨は通貨価値が安定している事が条件なので、今円が下落していても、このままただの紙切れになる様な事はありません。
上記のBloomburg.comの記事にも書かれているように、20日か21日に何らかの動きがあるのかもしれません。
兎に角、円を売り買いすることで、利益を得るのが目的ですので、今下落している円を「円取引ETF」で買い、また元に戻った時もしくはそれ以上になった時に売って利益を得る事も一つの方法です。
そのETFの銘柄は、
FXY
FXY: Invesco Currency Shares Japanese Yen Trust ETF
こちら、米ドルでの取引となる為、一旦カナダドルから米ドルに換算されてからの購入となります。
1年前に比べると、14.6%下落しています。その殆どが3月4日から急激な下落です。
一年前:$87.32
3月4日:$81.68
4月16日: $74.42
このETF、私も少し買いました。
Bloomburg.comの記事を読む前でしたので、もし上がったらいやだなと思って買ってしまったので、買った日からすると若干下がっています。
円相場と同じ動きをしているので、暫く様子を見てみようと思っています。
買ってみようかな~と思っている方は、19日くらいまで様子を見て買うといいかもしれません。
まとめ
ここ最近の日々変わる両替率は、$1,000両替しても¥1,000~¥2,000程のちがいにしかなりませんが、一ヶ月前と比べると¥6,000近くの違いがあります。
これが多いか少ないかの判断は人それぞれだと思いますが、興味がある方でも、私の調べた内容を鵜呑みにせず、下調べをすることをお勧めします。
また、Wealthsimple Trade の FXY に関しても、よく調べプロもコンも納得した上でお決めください。
結局は自分の資産ですので、自己責任で投資してください。
Wealthsimple Trade に興味がある方で、アカウントをお持ちでない方は、下の緑のボタンをクリックし登録すると、ウェルカムギフトとして特典が付いてきます。
最初の入金には2~3日程かかる可能性がありますので、実際に取引が出来るようになるのはその後です。
それを計算に入れて口座を開設した方がいいと思います。
TFSA口座での投資は個人の投資リミットを越えていなければ税金が掛かりませんので、必ずTFSA口座を開くようにしましょう。