英語の表現で、「First World Problem:先進国の悩み」という言葉があります。
なんか立派な悩みの様に聞こえますが、先進国ゆえに起こりうる贅沢な悩みの事を指します。
先日故障した洗濯機。
修理するために必要な部品が届くまでの数日の悩みが、まさしくそのFirst World Problemでした。
カナダでは、洗濯物を外に干すことは殆どありません。
殆どの人が、乾燥機を使います。
我が家もそのパターンです。
ですので、早朝に「干す」作業をしなくていいので、時間がある時に済ませることができます。
日本の家庭では、洗濯物を外に干すのは当たり前。
家族が多い家庭はどんなに大変な事か。
それをしなくていいだけでも凄く楽をさせてもらっていました。
それだけでもそのありがたさは実感していましたが、今回洗濯機が故障したことで、増々そのありがたさを実感しました。
幸い近くにコインランドリーがあったので、沢山の洗濯物をまとめて洗濯しましたが、一回4ドルです。
家族四人いると、洗濯物が溜まるのも早い。
毎回4ドル払うのももったいなく感じて、「ちょっと着ただけで洗濯物に出さないで!2~3回ぐらい来てよね!」なんて、けっちってました。
考えてみてください。
大人四人の洋服を手で洗って絞る。
どんなに大変な事か、、、
本当に昔の人は偉いです。
洗濯機が無い国の人たちは偉いです。
やれば出来るのに、贅沢に慣れすぎて、ブツブツ言ってしまう。
本当にFirst World problem:先進国の贅沢な悩みです。
日頃から当たり前と思っている事、沢山ありますよね。
先進国に住んでいると、便利なものに慣れてしまう。
そうやって先進国の人たちは、出来る事が出来なくなったり、やれることをやらなくなったり、サバイバルスキルが衰えてきているのかもしれません。
便利なものがすぐ手に入る先進国に住んでいられるだけでも感謝しなければいけないな~とつくづく思った数日でした。