私は、バンクーバーに移住する前に、バックパッキングでカナダ横断旅行をして、カナダの色々な所を旅しました。
西はバンクーバーアイランド、東はケベック州の北東端まで行ったのですが、先日私がなぜバンクーバーを定住先に選んだか、その理由を思い出させる出来事がありました。
まだ完結していませんが、28年前のバックパッキング旅行記の記事は↓
カナダは、日本に比べるとまだまだ車社会で、私も殆どバスに乗りません。
普段はどこにでも車で行くのですが、数週間前に車が使えなかったので、バスに乗る機会が久々にありました。
以前は両替機もなくお釣りも出てこない機械しか置いていなくて、きっちりの硬貨で支払う必要がありましたが、もう今では、クレジットカードでも支払いが出来るようになっていて、やはり時代を感じました。
そのバスのなかで、今回のテーマ「私がバンクーバーを選んだ理由」を思い出させる出来事がありました。
これはバンクーバー全体の事なのか、私の住んでいる地域だけなのか分かりませんが、乗客の殆どが下りる時に「サンキュー」と運転手に声を掛けていました。
それも、成人だけではなく、10代の学生さんもです。
日本人は親切で優しい人が多いと世界でも有名ですが、バスを降りる時に「ありがとう」と言う人は見たことがありません。(日本下げをしている訳ではありません。)
そして昨日またバスに乗る機会がありました。
今度は運転手が、乗客を降ろす度に「Have a nice day!」(良い一日を!)と言うんです。
この両方ともボソボソか細い声で言う訳では無く、誰もが聞こえる大きい声です。
やはり言霊ってあるんですよね。
ただこのやり取りを聞いているだけで、凄く幸せな気分になりました。
そして思い出したんです。
なぜ私がカナダの他の都市ではなく、バンクーバーに決めたのか。
バンクーバーの人は、温厚でフレンドリーな人が多い事。
初めてバンクーバーに着いて、街を歩いた時にすれ違う全く知らない人から「Hello」と何度も言われたのに驚いたのを思い出しました。
バンクーバーの人たちは他のどの都市の人たちより、温厚でフレンドリーな人が多いんです。
それが私がバンクーバーを選んだ一番の理由です。
ここ最近、暴力事件など嫌な事件も増えてきましたが、この穏やかなバンクーバーがずーと続いて欲しいなぁ~