以前のデイケアの種類と言う記事でも書いたように、カナダには色々なデイケアの種類があります。まだ読んでいない方はこちら↓
BC州の話をすると、特に1歳児のデイケアを探すのは、現時点では大変困難な状況になっていると言う話を聞きます。私のデイケアは認可のファミリーチャイルドケアに分類され、2歳児以下は基本的に2人までしか引き受けることが出来ません。申請をすれば1人余分に預かることもできますが、2‐3歳児に比べると断然手が掛かるし、他の年齢層との人数調整もかなり面倒なことになるため、私もどちらかと言うと余分には引き受けたくありません。この様な状況下で、BC州政府も補助金を増やしたり、日本の保育園の様な施設を作る話もありますが、まだまだ時間がかかりそうです。
デイケアの見つけ方
2歳児以上のデイケアであれば、自分の選択肢も増え選り好みもできますが、1歳児となるとまずは空きを探すのが先決となります。運が良ければ、直ぐに見つかることもありますが、なかなか見つからない可能性もあります。どこでもいいと言う訳にはいきませんので、できるだけ早くデイケア探しを始める事が肝心です。
妊娠が分かった時点で、まずは友人や周囲の人にいいデイケアを知らないか尋ねてみましょう。この方法で見つかるのが一番理想的な方法ですが、それで見つからなければ、以下の方法があります。
BC州のホームページに認可を受けたチャイルドケアがのった Child Care Map がありますので、それを利用し、自宅または職場に近いデイケアを探し、空きがあるか連絡を取ってみましょう。
- それでも見つからない場合は、BC州のホームページにあるChild Care Referral Serviceに紹介してもらうこともできます。
BC州では、2018年9月からの二つの補助金制度が始まりました。
これは、デイケアの費用の高騰を抑える目的で、政府がデイケア施設に直接払う補助金です。
- 「Affordable Child Care Benefit (ACCB)」 を受けられる可能性があります。
補助金
BC州では、2018年9月からの二つの補助金制度が始まりました。
これは、デイケアの費用の高騰を抑える目的で、政府がデイケア施設に直接払う補助金です。
注:これは、全てのデイケアが申請しているわけではありません。
- 「Affordable Child Care Benefit (ACCB)」 は世帯年収が$111,000までの家庭が申請できます。所得によって全額または一部の費用が受給可能です。これは政府から各家庭に支給されますので、デイケア費用の差額は手出ししてデイケアに支払わなければなりません。
デイケアを探す時に確認すべき事項
デイケアの長所と短所
ファミリーチャイルドケアの場合、1歳から12歳の子供を預かることが出来ます。子供の年齢層が幅広く、子供たちは必然的にお互い助け合ったり、学んだりします。よって、誰とでも遊べて人の気持ちを理解できる優しい子供に成長する傾向にあります。グループのサイズもそれほど大きくないので、ケアテイカーの目が届きやすく、愛情を受けて成長することが出来ます。
逆に、年齢層が幅広い為にアカデミックなことは、グループデイケアに比べると行い辛い傾向にあります。
グループチャイルドケアの場合は、複数のケアテイカーと、大きい所では20人ほどの生徒がいるところもありあす。同じ年齢層の子供たちがほとんどなので、仲良しの友達が出来ると楽しく通えるでしょう。また、色々な習い事を含めている施設もありますので、アカデミックな事を好まれる方はそちらの方が向いているかもしれません。しかし、人数が多い分、先生の目が行き届かなかったりする場合もあります。また、習い事が多い場合は、その分費用が掛かります。最近では$1,700位請求するところもあるようです。
認可のファミリチャイルドケアの料金は毎月$1000前後が相場ですが、無認可のチャイルドケアは規定がない分料金は比較的安めですが、安全性やプログラムの内容面でも問題がある可能性もあります。
最寄りのChild Care Resource and Referral Centres に登録してある無認可のチャイルドケアであれば、ある程度の規定に従っていますので、比較的安心できると思います。
決める前には必ず、どの様な所か自分の目で確かめるようにしましょう。