【ニュース】食費高騰する中「サンクスギビングディナー」の食費を節約する方法

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カナダでは、10月の第二月曜日は「サンクスギビングデー」で祝日です。

以前、サンクスギビングデーに関する豆知識記事「カナダのThanksgiving はなぜ10月？」を書いていますので、興味がある方はこちらをどうぞ。

この週末には、多くの家庭がサンクスギビングティナーと称して七面鳥を焼きパーティーをします。

今年はこれまでで最高と言っていいほど食料品の値段が高騰しています。

今年の七面鳥は、昨年と比較して 1 キログラムあたり 15〜 16% 増加し、ジャガイモは22%、パンは13%、バターは13%、クランベリーは12%、ベーコンは10%、チキンは10%、とうもろこしは6%の値上がりとなっています。

そんな中でも節約する方法があると記事で述べています。

元記事(英語版）はこちら

（2022年10月3日投稿記事）

サンクスギビング料理？これらのアイテムは、インフレが進むにつれより高価になる

今年のサンクスギビングに七面鳥をむさぼりつきたいと考えているカナダ人は、食品のインフレが続くにつれて、より多くの費用がかかることに気付くだろう。

七面鳥、ジャガイモ、クランベリーなどのサンクスギビングの主食はすべて値上がりしているとダルハウジー大学の農業食品分析研究所の所長であるシルヴァン・シャルルボワ氏は語った。

この増加は、今年の食費を押し上げたいくつかの要因によるが、サンクスギビングの食事は調理費が高くなっていても、カナダ人が食材を購入するときに節約できる方法がある。

「価格は約2年前に大幅に上昇し始めましたが、明らかに過去12か月間、食料品店のほとんどの製品の状況は非常に不安定でした。現在、これらの製品ははるかに高価であり、食品価格の上昇の結果として、一部の世帯が多くの調整を行うことを期待しています。」

食品価格が高騰

先月、ガス価格が下落したため、カナダの全体的なインフレ率は 7 月の 7.6% から 7% に減速したが、カナダ統計局によると、食料品価格は 2021 年 8 月に比べて 10.8% 上昇し、1981 年以来の最速ペースを記録している。

その月、焼き菓子は前年比で 15.4% 増加し、調味料、香辛料、酢は 17.2% 上昇した。ノンアルコール飲料は 14.1% 増加し、新鮮な果物は 13.2% 増加した。肉も6.5％、乳製品は7％上昇した。

サンクスギビングの主食に関して言えば、七面鳥は昨年と比較して 1 キログラムあたり 15〜 16% 増加していると、Charlebois 氏は彼の研究室のデータベースからの統計を引用して述べた。ジャガイモは22%、パンは13%、バターは13%、クランベリーは12%、ベーコンは10%、チキンは10%、とうもろこしは6%の値上がりとなっている。

「それらはすべてかなり高価です」とCharlebois氏は述べた。

「実際、それらは食料インフレの平均よりも高いです。」

カナダ統計局はその報告書で、異常気象、投入コストの上昇、グローバルサプライチェーンの混乱、ウクライナでのロシアの戦争を食品価格の上昇要因として挙げている。

特にウクライナの不安定さは、小麦が世界中にどのように分布しているかについて「現実的な問題」を引き起こしていると、トロント大学の健康研究の准教授であるマイケル・ワイドナーは述べた.

これらの理由を念頭に置いて、カナダ人は食品価格の緩和が来るまでしばらく待たなければならない可能性が高いと彼は付け加えた。

「次の年に農家がさまざまな種類の作物の植え付けにどのように適応するか、人間と家畜の両方が必要な食料と栄養を得ることができるように、実際にさまざまな種類の食料を十分に生産できるかを実際に確認する必要があります。彼らがこの低インフレ環境に入ることができるようにするためだ」とワイドナー氏はグローバルニュースに語った。

「でもそれは季節の問題です。まさに一晩では修正できない何かに取り組んでおり、本当の大きな変化が見られる感じるには、次の成長期が来るまで待たなければなりません。」

カナダ人の買い物方法に影響を与える食品価格

先月、Charlebois氏の Agri-Food Analytics Lab が発表した調査によると、カナダ人の約 4 分の 3 が高インフレの中で食料品の買い方を変えていることがわかった。

Caddle の世論調査では、回答者の約 24% が、価格が高いために購入する食品の量を減らしていることが示唆された。調査対象となった 5,000 人のカナダ人のうち、7.1% が食料インフレのために食事やスナックを抜いていると答えた。約 6.6% は、クレジットカードで食料品の支払いを行うことが多く、いつ返済できるかもわからないと答えている。

一方、40% は食べ物を無駄にしないように努めていると答え、33% はより頻繁にポイントを使って食料品の支払いをしていると言い、18% はより頻繁に食べ物をまとめて購入していると答えた。

食料価格の高騰は、現在進行中の「世界的な現象」の一部である、とシャルルボア氏は述べた。その結果、彼は、カナダ人が感謝祭の食事に変更を加えるだろうと期待しています。

しかし、カナダ人がメニューを購入する際に節約できる方法があると両者は述べた。

サンクスギビングの食事代を節約する方法

まず、この時期に最も一般的な動物性タンパク質である七面鳥自体が、どこで購入するかにもよるが、カナダ人は、小さい七面鳥または大きい七面鳥を購入するかにより、より節約できるとシャルルボア氏は述べている。

「食べ残しがないように小さい鳥を買う人と、実際に数日間食べ残しを残すために大きな鳥を買う人もいます。大型の鳥では、1 キロあたりの価格が安くなることもあるので、どこで購入するかにもよります」と彼は述べた。

ワイドナー氏によると、ローカルで季節に合わせて買い物をすることも価格に役立つという。

「10月は、ビーツからブロッコリー、ニンジンまで、さまざまな食品がすべて今から入手可能になるため、サンクスギビングの農産物などを購入するのに本当に素晴らしい時期です」と述べた。

「カナダ国内からなので、輸送費は安くなります。」

ワイドナー氏はまた、カナダ人に、たとえば、七面鳥を少し減らし、その代わりにより多くの野菜を使うなど、サンクスギビングの週末に作るさまざまな種類の食品の割合を考慮するようアドバイスしている。

しかし、カナダ人は「広告を見て買う」時間も必要です。

「店に余剰の食料品があれば、売りに出すかもしれないので、広告を見れば、おそらくそれを取り上げる良い機会になるだろう」とワイドナー氏は語った。