早いもので、今年もあと数日を残すだけになってしまいましたね。
日本では正月の準備で皆さん忙しくしている事でしょう。
今回は、そんな師走気分をトイレットペーパーの芯を使った「門松」作りを通して、カナダでも味わってみようと思います。
カナダでは、クリスマスの方が盛大に祝う傾向にあるので、ニューイヤーイブのカウントダウン以外は平常運営です。
少し寂しい感じもします。
カナダで手に入る材料も限られているので、日本と同じようにお正月を祝う事は難しいのですが、日本人だったら少しでもお正月の伝統や文化を子供たち世代に継承したいですよね。
お子さんには、伝統的な正月の意味はピンとこないと思うので、大まかな意味をクラフトを通して説明して、思い出に刻み込むのもいいかもしれません。
デイケアでも、カナダの文化に加えて日本の文化も取り入れています。
今回の「門松」のクラフトは、トイレットペーパーの芯を利用して簡単に作ることができます。
材料
- トイレットペーパーの芯 3本
- 緑の画用紙 15cm x 25cm
- 茶色の画用紙 3cm x 25cm
- 白と赤の毛糸 約40cm
- 扇の折り紙(金色7.5cm x 7.5cm)
- 飾り付けようの植物(針葉樹の葉などお好みの葉っぱや枝)
作り方
- トイレットペーパーの芯を緑の画用紙で巻いて、センターの竹の部分を作ります。一本の高い竹と二本の低い竹を作ったら、低い二本を前に三本を形よく束ねて、両面テープ又は糊を使って貼り付けます。
- 茶色い画用紙を、①の竹の束下部に貼り付けます。
- 白と赤の紐を②の茶色のベースの中心になる様に蝶結びします。
- 金色の折り紙で、アコーディオン折りしたのを半分に折り糊でくっつけて広げ、扇を作ります。
- ④の扇を蝶結びした紅白の紐の中心に差し込みます。扇の裏側に両面テープを付けベースから取れない様に固定します。
- お庭から集めたデコアイテムで飾り付けたら出来上がりです。
クラフトを作りながら、「門松」「年神様」「扇」「竹」など、普段使わない言葉を教えると、楽しく日本語を身に付けられるのでいいですね。
日本にいればよく耳する様な上記の言葉も、カナダではめったに耳にしません。
言葉、指先のファインモーティブの練習などクラフトで学べることは沢山あるんですよね。
特に、トイレットペーパーの芯など、普通は捨ててしまうような物を再利用したり、切ったり張ったりしながら、自分で何かを作りだす喜びを感じクリエイティブになれる。
そして、美術的感覚も見に付けられます。
是非お家でも試してみてください。