UBCの研究者がホームレス50人に、彼らが望むように使えるお金（1人当たり7,500ドル）を与えたらどうなるか調査を行いました。
その結果は、多くの人が予想しているそれとは対照的な結果だったそうです。
以下、詳細記事の和訳です。
(2023年9月1日投稿記事）
UBC の調査: ホームレスの人々に 7,500 ドルを与えるとどうなるか?
ブリティッシュコロンビア州のホームレス50人に、彼らが望むように使えるお金を1人当たり7,500ドルを与えた研究者によると、一般の認識とホームレスの人々のお金の使い方の現実には明らかな対照があるといいます。
ブリティッシュコロンビア大学の研究者ジャイン・ジャオ氏が主導した調査によると、彼らはアルコール、麻薬、タバコなどの「誘惑商品」に棚ぼたをつぎ込むのではなく、家賃、衣料品、食事にそのお金を費やした述べました。
この給付金により、避難所の宿泊施設の提供にかかる費用を考慮すると、受給者 1 人あたり純額でほぼ 800 ドルの節約がもたらされました。
「目標は、ここカナダ、特にバンクーバーのホームレス危機に何か手を打つことです。なぜなら現在のアプローチは失敗しているからです。この研究は、ベーシックインカム政策を支持する非常に強力な証拠を提供していると思います。」と政策立案者らと協力してこの問題に取り組んでいるチャオ氏は語りました。
研究者らは現金を受け取ってから1年間、受取人の支出を追跡した。 また、配布物を受け取らなかった65人のホームレスの対照グループも追跡調査しました。
最近全米科学アカデミー紀要に発表されたこの研究では、受給者がホームレスで過ごす日が99日減り、安定した住居で過ごす日が55日増えたことが判明した。 また、さらに 1,160 ドルの節約を維持しました。
UBCの心理学の准教授であるチャオ氏は水曜日のインタビューで、研究者らは「現金給付には驚くべきさまざまなプラスの利点があることを発見した」と述べました。
