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CRAを名乗る「詐欺」に ご注意!

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先日「【詐欺対策】明細書はきちんと目を通しましょう!」の記事で、クレジットカード詐欺にあった話を書きましたが、実は今から数年前、CRAの職員と名乗る人からの電話詐欺にあったことがあります。

 

コールディスプレイに表示されたのは1-800代のフリーダイヤル番号。

内容は「CRAへの納税金が間違っている為、$7,500の未納金があり、直ぐに払わないと逮捕されるか裁判沙汰になる」と言うものでした。

 

私は自営業なので、タックス関連は専門家に任せている為、やましい事はしていないのですが、突然CRAから電話が来てそんなことを言われると、そんなことはないはずだと思いながらも、本当かもしれないと言う思いも同時にありました。

CRAの監査にかかった知り合いもいましたし、100%嘘だと言う確信が持てなかったので、暫く話を聞く事にしました。

 

詐欺職員「通知も何度か送り、以前何度か職員がご自宅に伺ったんですが、お留守でしたので電話しています。未納金は$7,500ですが、今すぐ払えば$5,000で解決できます。」

 

私「おかしいですね、通知は来ていませんし、私は自宅で仕事していますので、いないわけがありません。来た日はいつですか?」

 

詐欺職員「〇月〇日と、〇月〇日です。」

私(カレンダーを調べる)

 

私「私、その日家にいました。誰も来ませんでしたよ。」

(なんかおかしいと思い、息子に助けを求め、電話番号を検索してみる。登録されてない事が分かる。)

 

詐欺職員「記録ではそうなっています。$7,500払いますか、$5,000今支払いますか?」

 

私「$5,000の方が、、、」

 

詐欺職員「それでは、あなたの自宅近くのRCMPと繋ぎますので、今支払うと言うレポートを一緒にします。しばらくお待ちください。」

(待っている間に、息子の電話で近くのRCMPに電話して、事情を説明、「詐欺」だと判明、電話を切る。同じ奴から電話かかる。)

 

詐欺職員「どうして電話を切ったんですか?警察がそちらに行って逮捕されますよ。」

 

私「どうぞ送れるんだったら送ってください。私、さっき自分で警察と話しました。あなた達、詐欺師ですよね。もうそんなこと止めてください。」

 

詐欺職員、電話切る。

 

その後、RCMPに電話してどうにかならないか聞いてみたところ、この様なボイスフィッシング的な詐欺グループは海外にいて、現地の電話番号にアクセスして電話を掛けているので、カナダの警察は海外にいる犯罪グループには何もできないとの事でした。

 

しかし、それから暫くしてカナダの警察とインドの警察が協力して、インドにいる犯罪グループの一部を逮捕したと言うニュースがありました。

 

カナダの警察ちゃんと仕事してくれいていたんですね。

 

私は、最後まで信用できなくて、どうにか大金を支払わずに済みましたが、以前ニュースで実際に支払った方の話があったのを覚えています。

結構騙された人いたんじゃないかと思います。

 

なぜこの話を書こうかと思ったかと言うと、今日の夕方のニュースで、「CRAを名乗る詐欺には気を付けるように」と言うのがあったからです。

 

ニュースではこう言っていました。

「CRAからの直接電話連絡はありません。税金を直ちに支払えとの督促の連絡もありません。電話やテキストで来たリンクを開けたり、個人情報、特にソーシャルインシャランスナンバーを共有しない様にしてください。CRAからの連絡は、郵便で来る事がありますが、いくつかの段階を踏んで本人確認をするそうです。」

 

しかし、怖いのは、知り合いでCRAの詐欺の手紙が郵便で来た人もいるんです。

 

内容確認したい場合は、CRAのホームぺージから連絡先を見付け、正確な情報を受け取るようにましょう。

 

当時10代の長男にこの詐欺の話をしたところ、「CRAの人だったら、フランス語話してくださいって言って話せなかったら詐欺なんじゃない?」と言われ、それも一理あるな~と思ったのが記憶にあります。

 

英語とフランス語が公用語となっているカナダですから、その人がフランス語話せなくても、話せる人に繋げることができるはずですもんね。

一つの対処法になるかもしれません。

 

最近は詐欺の方法も巧みになってきていますので、私達ももっと用心する必要があります。

 

皆さん気を付けましょうね。

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