ブログ

カナダの野鳥「Bald Eagle」ハクトウワシの豆知識

Spread the love

今日のバンクーバー晴天

気温は7℃でしたが、お日様の日差しがとても暖かく、お外遊びには最適な一日でした。

今日は玄関前の行き止まりの道で子供たちを遊ばせている時に、ふと空を見上げてみたら、なんと「Bald Eagle」ハクトウワシが旋回しながら気持ちよく飛んでいました。

肉眼で見ると、ハッキリとハクトウワシと分かる程、直ぐ近くに見えたのですが、私のiPhoneで撮影した写真はこれが限界です。

実は、昨日も数匹のハクトウワシが肉眼で見えるところで飛んでいたのですが、大きな木の隙間からは上手く写真が撮れませんでした。

毎年たまに、市街地でも目撃することができますが、一体何をしているのかは分かりません。

そこで今回はちょっとハクトウワシに付いて調べてみました。

 

分布

北アメリカ大陸(アラスカなど)の沿岸部に広範囲に分布し、迷鳥としてアイルランドでも発見されたこともあるそうです。

日本でも国後島、北海道 で発見されています。

 形態

全長80-110cmで、翼を広げると2mを上回る大型のタカ目タカ科の大形鳥類で、体色は褐色だが、肩から頭にかけての部分白くなっているのが大きな特徴です。

幼鳥は全身が褐色の斑点で覆われ、成長と共に頭部の白さがはっきりとしてきます。

 生態

海岸や川沿い、湖沼の近辺に生息するし、主に魚類を捕食するほか、水鳥や哺乳類、爬虫類、動物の死骸なども食します。

水辺近くの樹上、岸壁、地面などに鳥類の中でも最も巨大な巣を作り、一度に1~2個の卵を産む。繁殖期は南部では10-4月、北部では4-8月。

以上は、Wikipediaハクトウワシからの情報でが、下記は、カナダのハクトウワシに付いて、もう少し詳しく書いてある「Nature Conservancy Canada」の記事を訳してみました。

Nature Conservancy Canada
カナダ自然管理局

白頭ワシ

白頭ワシは力と勇気の象徴であり、北米文化で愛されているシンボルです。 白頭ワシが片方の翼で羽を失った場合、バランスを保つためにもう一方の翼の羽を落とすことをご存知ですか? 

 

この鳥の種はどのように見えますか?

この威厳のある鳥はハゲにはほど遠いです。 その名前は、ワシの白い頭と尾、そして暗褐色の体に関連して、2色の斑点を意味するpiebald”まだら」という言葉に由来しています。 成鳥は足とくちばしが明るい黄色に変色します。

幼い白頭ワシは主に頭と尾が浅黒く、七面鳥のハゲタカやイヌワシと間違われることがよくあります。 若鳥が大人の色に達するには4年から5年かかります。

 

この種はどこにありますか?

白頭ワシは西海岸から東海岸に分布し、カナダの北方林からメキシコ北部にかけて、約250万平方キロメートルの範囲に生息しています。 湖、川、沼地、沿岸の生息地に近い森林地帯に依存しています。 カナダの白頭ワシの個体数の多くはブリティッシュコロンビア州沿岸に生息しており、内陸部の個体群は全国の北方林に生息し、ノバスコシア州とニューファンドランド州に生息しています。 また、巣を作るのに大きな木が必要です。 冬の間、白頭ワシはカナダ南部の一部で、凍らない水域に沿って見られます。

 

種の保全状況はどうなっていますか?

白頭ワシは現在、生存危惧種としてリストされておらず、その範囲のほとんどで健康な個体群を持っていますが、常にそうであるとは限りませんでした。 歴史的に、この種は生息地の喪失と意図しないDDT中毒の結果として衰退しました。 公教育、生息地の保全、規制はすべて、ハクトウワシの個体数の回復に役立っています。 今日、研究者、保護団体、市民科学プログラムは、これらのすばらしい鳥を監視し続けています。

 

この種の生息地を保護するためにNCCは何をしていますか?

カナダ自然管理局(NCC)は、主要な白頭ワシの生息地を確保および管理することにより、この種の全体的な保護に貢献しています。

 

1990年代以降、NCCは、北米で記録されている冬を過ごす白頭ワシが最も集中する生息地の核心を保護する取り組みの最前線に立ってきました。バンクーバーのすぐ北にあるブリティッシュコロンビア州ブラッケンデールの小さなコミュニティでは、11月から3月にかけてハクトウワシが数千頭に集まり、スカーミッシュ川とチェアカマス川で産卵する豊富な鮭を食べます。 NCCは、屋外環境教育センターであるチェアカマスセンターと提携して、チェカマス川沿いのセンターの170ヘクタール(420エーカー)の敷地に保護契約を結び、原生林とサーモンが豊富なリバーフロントを永続的に保護しました。

 

NCCはまた、ブラッケンデールのワシを敬意を持って鑑賞する方法について一般の人々を教育するため、地元のキャンペーンに参加しました。これには、観察シェルターと説明標識の建設が含まれていました。毎年1月にコミュニティが集まり、少なくとも1986年から始まった人気のイベントであるイーグルカウントが開催されます。

 

コアハクトウワシの生息地を保護すると同時に一般の人々を教育することは、この象徴的な鳥を助けるだけでなく、他の多くの種にも利益をもたらし、生態系の全体的な完全性を高めます。

 

あなた方が出来る事

白頭ワシは、国全体の重要な保護活動に貢献しているNCCのGifts of Canadian Natureのギフトギビングプログラムを通じて象徴的に養子縁組できる項目である25種または景観の選択肢のひとつです。

 これらの寄付金は、白頭ワシや他の種が生き残るために頼っている生息地の世話をするのに役立ちます。

 

寄付金は税金控除の為の領収書が発行されます。今日、明日、そしてこれからの世代のために、私たちの国の自然地域とそれらが維持する種を保護するのに役立ちます。

 

今日、白頭ワシを象徴的に養子縁組する

 まとめ

スカーミッシュ川の保護区は、私の家から車で2時間ほどで着くことができます。

十年ほど前に見に行ったときは、凄く近くでたくさん見ることができたのですが、2020年の12月に行った時は、残念ながらみる事はできませんでした。

時期的や時間帯によって見れなかった可能性もあります。

しかし、その終日後に、トワッソン地区に住んでいるお友達が、トワッソンのビーチで魚の死骸を貪っているハクトウワシを数匹見たと写真を上げていました。

トワッソンは我が家から20~30分で着きます。

わざわざ2時間ドライブして全く見る事が出来なかったので、がっかりしたのを覚えています。


バンクーバーでは、毎年この時期かどうかは分かりませんが、今日の様に市街地でも空を眺めていれば偶然見かける事もできます。

 

バンククーバー在住の皆様、たまに空を見上げてみてください。

もしかしたら、すぐ傍でハクトウワシが飛んでいるかもしれませんよ。

  

おすすめ