NHKの『カムカムエヴリバディー』を見ていたら、苛立って子供を叱った母ルイが、自分の過ちに気付いて反省しているところに、父ジョーが「しょうがないよルイは10歳の母親なんだから」みたいなことを言っていて、私は21歳の母親なんだよな~って気付き、私の21歳の母親業を振り返るきっかけになりました。
子が親を育ててくれるってよく言いますよね。親は生れた時から親ではないので、初めての子が生まれた年が一歳。初めての子と同じ年の母親という事になります。
私の長男は21歳なので、私は21歳の母親です。
デイケアと言う職業柄、沢山のご父兄と接します。これまで私のデイケアでは学校の教師をされている親が殆どで、そのせいか、皆さん凄く人間が出来ている。これまで全てのご父兄が、冷静沈着。だから子供もしっかりしている。私より一回り以上年下なのに脱帽です。その接し方などを見ていると、私も「こうしてればよかったな、あ~してればよかったな」と後悔ばかりです。
私は気が強く正義心が強すぎて、これはダメと決めたら譲らないところがります。この21年間の母親業を振り返ってみたら、子供たちが小さい頃から小言を言いすぎていたような気がします。でもその時は、私なりにこれが正しいと思ってやっていた事なので、それでしょうがない気もしますが、それでも違う方法もあったよねって反省が多いです。
今日、次男と夕食の準備をしながら、私のこれまでの母親業について話をしてみました。私の母親業、色々と反省する部分がありますが、私の母親業の中で二つだけは自負できることがあります。
それは何か、18歳の次男に聞いてみました。
息子「ピアノをさせたこと?」
私「え?ピアノの練習、あんなに嫌だったのにそう思うの?」
息子「でもいい事じゃん」
ビックリです。
私「それは、やりたくないことやらせた感じあるからちがうね」「ママが、あなたたちにあげたもの」
次男「Love?」
私「そう。分かる?」
次男「Too much. もしママがそうしてくれなかったら、ぼくもっと悪い事してたかも」「僕ママに嘘つけないし」
昨日の夜は少し凹んでいたので、よく眠れず頭がもやもやしていたので、今日はこの息子の言葉で癒されました。
二つ目の自負できることは、人から言われてやるのではなく、自分から率先して、やると決めたらやる姿を実践してみせる事です。
これは、まだよく気付いてもらえてない様であまり効果がありませんが、いつか息子達がこの姿勢を身に付けてくれることを期待したいと思います。
最近は夫とも自分たちのこれまでの親業についてよく話すことがあります。お互い後悔だらけです。長男にはちょっと厳しすぎたことを後悔。その反発で次男には甘すぎる。「親業」は Never Ending で課題がいっぱいです。
これまでの事を後悔しても取り戻せることではありませんので、今年はもっと冷静沈着でできた22歳の母親になれるようにがんばります。