我が家の庭には樹齢約6年目の梨の木があります。
綿棒で花粉を広げたりして人工授粉をしても、おととしに2個、去年1個しか収穫することができませんでした。
でも味は抜群でした。
今年は人工授粉などをしなくても、蜂などの昆虫によっての自然授粉で沢山の実がなりそうです。
バンクーバーでは4月に可愛い白い梨の花が咲きます。
5月にはその花が散って、花弁の下のへたの部分に膨らみが出来てきます。
それが梨の赤ちゃんです。
この時期にやらなければいけない作業が摘果です。
大きくて甘い梨を育てるには大切な作業なのですが、特に樹齢が若いと沢山の実を付ける事で木自体が弱ってしまい、翌年の収穫に影響を及ぼすこともあります。
この痛い経験をりんごの木で去年経験しています。
おととしの摘果の時に、まだ若いリンゴの木なのに、沢山のりんごを収穫したくて人房に2~3個(合計41個)収穫してしまい、幹には細菌感染してしまい、翌年はりんごが一つしかなりませんでした。
沢山収穫したことが本当の原因かどうかは不確かですが、去年一つしか実を付けなかったりんごの木は、去年一年の幹の成長がおととしの倍くらいまで大きくなりました。
摘果の方法は、梨の木もりんごの木も同じです。
摘果方法
梨の花は、数個一束で花が咲きます。
花が散った後にその花弁の下の部分に膨らみができます。
その中から、一番元気なのを残して他は全てもぎ取ります。
写真の実の様にすべてが同じ位元気だと、勇気がいります。
元気がないのは、少し黄色く変色している場合が多いので、少し触ると簡単に落ちます。
右から3番目のがその傾向にあります。
右から二番目と左から二番目は結構元気そうです。
放って置けば、ここに三つくらいは収穫できそうな感じですが、これを一つに決めないといけません。
もったいない症候群との戦いです。
ここは、お美味しい梨を収穫する為、そしてまだ若い梨の木を守る為と思い決心するしかありません。
正直、もっと残したい。
でも、頑張りました。
これからいくつかの手入れをしながら、9月の収穫まで成長を見守りたいと思います。
次は袋掛けです。
その時まで、いくつ残っっているか、またその時にご報告したいと思います。