本日はニンニクの話。
カナダの店頭で中国産のニンニクが3つ1ドル以下で売られています。
夏になるとローカルの物も手に入るのですが、その価格が中国産の何倍もします。
そんなニンニクですが、意外と簡単に栽培することが出来ます。
家庭菜園で収穫したニンニクは、店頭で売られているニンニクに比べて瑞々しさや風味が全く違います。ニンニクの芽も収穫して食すこともできますし、茎の部分もニラのような風味があるので、ニラの代用品として調理することが出来ます。
一つのニンニクにはニンニクの欠片が6~8個がなっています。その一片が種となって大きく成長し来年の夏の収穫時には一個の大きなニンニクになります。
去年は、3つ網袋に入っている中国産のニンニクも試してみましたが、芽は出ても、ニンニク自体は全然大きくならず失敗でした。
ですので、種となるニンニクは、ローカルのニンニクを使いましょう。
植え付け場所は、日当たりのいい所を選んであげれば、ほとんど何もしなくても勝手に育ってくれます。
同じ所でも最初の1~2年は問題なく育ちますが、その後は連作障害になり、育ちが悪くなる可能性があります。
我が家のニンニクも3年目の去年は、土に何もしなかったので育ちが悪かったです。
今年は石灰と肥料をよく混ぜてから植え付けをしました。その効果があるのかどうか、来年の夏が楽しみです。
最初の2年は肥料もほとんど与えなくても育ちましたが、今年の収穫状況を見ると、土がやせてきているようなので、肥料を与える事にしました。
追肥は、植え付けから1ヶ月後に1度、2月から3月の間にもう一度するといいそうですので、それを心がけてやってみようと思います。
植え付けの時期は10月から11月上旬の土がまだ柔らかいうちに行います。バンクーバーは、急激に冷え込んで日当たりが十分でない場所は土がカチカチに凍ってしまう事がありますが、ニンニクは一旦植え付けると、土の表面が凍ったり雪が積もっても、土の中でしっかり成長しますので心配しなくても大丈夫です。
収穫は、茎の中心からニンニクの芽が出てきて、その芽が一周クルっとねじれます。そのニンニクの芽を収穫した後しばらくして、葉っぱが枯れたらニンニクが十分に成長したサインですので、掘り起こしてニンニクを収穫します。この判断がちょっと難しいです。
ニンニクの芽や花をそのままにして置くと、栄養がニンニクの方に行かなくなり大きくならないので、必ず切りとる様にします。
ニンニクの芽は炒め物やお浸しなど調理して食べることが出来ます。
ニンニクの葉っぱや茎も、みじん切りにして調理して食べることができます。ニラのような風味がありますので、ニラの代用品として調理するといいと思います。
では先日、我が家でもニンニクの植え付けをしましたので、その模様を綴りたいと思います。
①買ってきたニンニクを一かけらずつに分けます。それぞれについている皮は取らないでそのままにします。
②4インチの穴を開け、それぞれの欠片を一つずつ穴に入れて土を被せます。
後は自然に任せ、夏の厚い時に水をあげてください。
どうでしょうか、かんたんでしょう? まだ間に合うと思いますので、皆さんもニンニクの栽培にチャレンジしませんか?