今日は晴天だったバンクーバーですが、気温は日中でも1度前後で、本格的な冬の到来が感じられました。
天気予報でも明日の夜は氷点下、数日は雪交じりの雨の予報です。これからは大雨、突風、道路の凍結や大雪が突然訪れる可能性があります。
そこで、そんな危機に備えるための注意事項をまとめてみました。
1. 落ち葉の処理
バンク―バーには、住宅の敷地内や街路樹に沢山の落葉樹が植えられている為、9月から12月の間は道路に落ち葉が沢山落ちています。
この落ち葉をそのままにして置くと、路肩の排水溝を塞いでしまい、雨の多いバンクーバーでは洪水の原因になります。
また、敷地内の落ち葉を歩道や道路沿いに集める事は、歩行者や自転車を使用している人の妨げになる為、法律により禁じられています。
バンクーバー市内の場合、最高で$10,000の罰金が科せられる可能性があります。
洪水の後に寒波が訪れると、水たまりが凍ってしまい歩行者が転んでしまう可能性があり大変危険です。
この時期は、市による追加の落ち葉収集も可能ですので、共住の市役所に問い合わせて、落ち葉収集のスケジュールや方法を確認してみてください。
2. スノータイヤを付ける
大雪が降ると、交通がマヒしてしまうバンクーバー。タイヤがすり減っている場合は大変危険です。
仕事に車で通勤している方は早めに新しいタイヤ交換するか、スノータイヤに取り換えておきましょう。
大雪の場合はできるだけ公共交通機関を利用し、可能であれば自宅で仕事をする様にしましょう。
3. 外用のホースの水を空にする
外用のホースに水を入れっぱなしにすると、ホースの水が固まり、さらには水道管までこらせる可能性もありますので、冬の間はホースの水を空にしておくようにしましょう。
4. 防具を準備する
めったに雪が降らないバンクーバーには、雪が積もった時に必要となる防具や工具を常備していない家庭が多くあります。
特に急な大雪などの場合、道路用の塩やスノーショベルが店頭から消える事があります。
まだお持ちでない方は早めに準備しておきましょう。
5. 道路用の塩を撒く
空気が乾燥していても、氷点下になる場合は、道路が凍結して滑りやすくなります。
天気予報に従って、雪の前日や気温が氷点下に近くなる可能性がある場合は、市のスタッフが道路に塩を撒いて凍結予防をします。
それと同じように、ドライブウェーに塩を撒いておくと、滑り止めになり、雪かきも楽になります。
雪が降ってからだと売り切れる場合がありますので、早い内に準備しておいて、凍結の恐れや大雪の前は撒いてみると良いでしょう。
6. 停電に備える
バンクーバーでは、少し風が強く吹いただけで停電になることが良くあります。
ろうそくや懐中電灯を各部屋に準備しておくと急な停電に対応でき便利です。ろうそくはお子さんの手が届かないところに、倒れて火事の原因にならない様に対策をして置くようにしましょう。
停電が起きたら bchydro.com に停電が起きたことが表示されているか確認し、表示されていない時は停電を報告する様にしましょう。また、どのくらいのエリアで起きているのかなど情報も得ることもできます。
停電の原因には、悪天候、自動車事故、さらには動物が電気機器に被害を与えるなど、さまざまな理由で発生する可能性があります。
原因によっては、非常に迅速に復旧できるものもあれば、数時間、あるいは大嵐や緊急事態が発生した場合でも数日続くものもあります。
最悪の場合を考え、緊急避難用のグッズを入れたバッグや、72時間分の食料や水を常備しておくことをお勧めします。
あとがき
雪かきも落ち葉収集と同じく、自宅前の歩道は住居者の責任となります。
歩道に雪を盛り上げていたり雪かきをさぼってしると、歩行者を妨げる行為と満たされ、罰金を科せられる可能性がありますので注意しましょう。
転んで大怪我もしたら大変です。状態がひどくなる前に取り除くように心がけましょう。