【ニュース】BC州、 北米で初めて「反人種差別データ法」を導入

Global News

（2022年5月2日投稿記事）

BC州、 北米で初めて反人種差別データ法を導入　

BC州 政府は、先住民、黒人、および州内の有色人種が直面する「システム的な人種差別と差別を解体する」試みとして、この種の法律を最初に導入しました。

反人種差別データ法は、収集されたすべてのデータがプログラムとサービスのギャップを特定するのに役立つことを保証するためのツールを提供すると州は述べた。

「我々の州は、世界中からより良い生活を築くためにブリティッシュコロンビア州に来ることを選択した人々の多様性によって形作られています。  しかし、あまりにも長い間、システム的な人種差別と植民地主義の長期的な影響により、教育、雇用機会、住居など人々を不当に抑制してきました」とジョン・ホーガン首相は言いました。

「これらの不公正さは、先住民や人種別コミュニティが行動を要求した時、ただ政府が未収集のデータを使用して証拠を提供するよう指示した時により悪化します。」

州政府は、医療制度と警察制度の中でシステム的な人種差別に対処するという圧力の高まりに直面しています。

メアリーエレンターペルラフォンドは、予防的ケアおよびプライマリケアへの不公平なアクセス体制があるブリティッシュコロンビア州の先住民族への調査を含む、医療制度における人種差別を発見する広範な調査を実施しました。 

州はまた、毎日の警察活動を州および地域の軍隊に置き換え、RCMPおよび市警察を廃止するべきとした声により、警察法の見直しを任務とする全委員会の報告書を検討しています。

政府はまだその報告について決定を下していません。

この法案の幅広い協議期間の一環として、13,000人を超えるブリティッシュコロンビア州民が法案について政府に意見を提供しました。

収集された情報から、人種別に分けられた人々の90％以上が、民族の起源、祖先、信仰、能力、性同一性などの交差する人口統計データを収集することで、ブリティッシュコロンビア州に前向きな変化をもたらすことができると信じています。

「制度化された否定主義の状態を乗り越え、データ収集、情報共有、公開報告などの必要なツールを使用して、ブリティッシュコロンビア州の反先住民族の人種差別に対処することを公に約束する時期がやっと来ました。」とBCIndianChiefs連合の会長 グランドチーフスチュワートフィリップは言いました。

「人種差別や先住民に対する差別の影響を説明するときに正確なデータが収集されていない場合、先住民の意見が信じられないことがよくあります。」

この法律は、先住民族の権利に関する法律の下で先住民族の指導者と共同開発された最初の新しい法律の1つです。

収集された情報を保護し、それが危害に使用されるのを防ぐための「セーフガード」として設置されると州は述べた。

また、統計データを公に共有する前に、政府省庁が注意深いガイドラインに従い、人種的平等を支援および促進するために統計を毎年発表する必要があります。

「かかりつけの医師であり、人種別コミュニティの一員である私は、人種に基づくデータを不名誉さを永続させない方法で適切に収集する必要なインフラが不足していることに気づき胸が痛いです」とバーナビーのファミリードクターであるBirinder Narang博士はグロバールニュースに語りました。

「パンデミックを通じて、人種別コミュニティに不釣り合いな影響が見られましたが、患者を擁護する力はないと感じました。反人種差別データ法は、障壁を取り除き、システム的な人種差別を減らし、証拠に基づいた方法で今後すべての人の医療サービスへの公平なアクセスの増加に役立ちます。」

3月、カナダ統計局からの不穏なデータは、カナダがヘイトクライムの急増を経験していることを明らかにしました。

カナダ政府が発表した統計は、警察機関やコミュニティグループが最近目撃しているものを裏付けています。これは、ブリティッシュコロンビア州でのヘイトクライムの数の急増です。

パンデミックが始まって以来、メトロバンクーバーのような場所で反アジアのヘイトクライムが増加していると報告されています。

カナダ全土の最新の統計は、人口統計が2020年に300％以上増加したことを対象とした報告された犯罪を示しています。

ブリティッシュコロンビア州では、2020年に黒人を標的としたヘイトクライムが92％増加しました。先住民に対するものは152％増加し、南アジア人に対するものは47％増加しました。

ノバスコシア州では、警察が報告したヘイトクライムが最も増加しましたが、B.C州とサスカチュワンは60パーセントとそれに続く増加でした。