カナダで手に入るイチゴの苗、残念ながらあまり甘くありませんが、上手に育てると、苗を増やすことが出来、沢山の収穫が期待できます。剪定や、注意する害虫対策などを上手くすると、初夏と秋の二回収穫することが出来ます。ここではイチゴの育て方を紹介したいと思います。
イチゴの苗は4月に入ると、ガーデンセンターでよく見かけるようになります。ハンギングフラワーポットに入っている苗は、太陽が当たるところに移動できるので便利ですよね。
イチゴの苗は、夏にツルを伸ばし、そのツルの先に新しい芽を作ります。その部分を土に付けると、新しい株が育ちます。
私の家のイチゴは、二種類あり、上の写真の粒が大きい種類と、粒が小さい種類があります。その小さい方は、ご近所さんからおすそ分けいただいたもので、畑に植えてしまったら、2~3年で畑全体がストロベリー畑になりました。という事で、イチゴだけ育てるのでは無ければ、畑に植えるのはお勧めできません。
害虫
アブラムシ
アブラムシは、新芽に群生し植物の汁を吸い、植物の成長を阻害します。イチゴの場合は茎に良く付きます。
原因
原因は葉が密集し、風通しが悪くなることにあります。
対策
- 枯れた葉や、一株5枚程度の葉を残し、影を作っているような葉は根元から取り除きます。
- 晴れた日に、牛乳を、直接または、水で薄めたものをスプレーで吹付け、乾いたら水で洗い流します。
- 勇気がある人は、手でつぶしても構いません。
二年目の手入れ
3月下旬~4月
3月~4月頃から新しい芽が出てきます。この時去年から残っている茶色い枯れた葉を取り除きます。
4月~5月
この時期には、葉が元気に生えてきます。一株に5枚ほどを残し、茎や葉の周りが変色している葉から取り除きます。
この時点で、茎の周りにアブラムシがいた場合は、牛乳スプレーで退治しましょう。
5月~6月
白い花が咲いた後にイチゴがなりますが、収穫後は実がなっていた茎を根元から除去します。
7月~8月
余分な葉の除去、アブラムシの退治を繰り返します。ツルが出てきたら、株を増やすチャンスですので、新しいプランターを用意して、捕まえてあげましょう。
9月
少ないですが、2回目の収穫が出来ます。この後は、冬眠に入ります。
肥料
水やり
表面が乾いたら、水をあげるようにしましょう。
水が少なすぎると、葉が垂れてきますので、そうなると水やりが足りないサインです。
まとめ
残念ながら、カナダのイチゴは日本のイチゴに比べると、甘みがありません。それでも私のデイケアではとても人気で、出来た矢先に食べられてしまいます。
粒が小さいのも取っておいてジャムを作ります。
みなさんもイチゴ栽培がんばってください。