ズッキーニ
ズッキーニは、ウリ科カボチャ属のお野菜で、見た目はきゅうりに似ていますが、カボチャファミリーなんですね。
こちらは、本日収穫した今年初のズッキーニの写真です。昨晩から今朝にかけて急成長していてビックリしました。
今年の葉っぱの状態やズッキーニのでき方を見ると上手くいっているようです。
ズッキーニは、炒め物や揚げ物にしても美味しいですが、きゅうりの代わりに生でサラダにしても美味しくいただけます。以前は嫌いだと言って手もつけなかった息子達が、輪切りにしてフライパンで表面に焼き色を付けて塩コショウを付けるだけの調理法が今、大人気です。
その他にもこちら、「キヌアサラダ」もきゅうりの代わりにズッキーニを使うと水気があまりでないので翌日でも味が変わらずより美味しくいただけます。
苗を植える
種から育てるのはどんな野菜でもちょっと難度が高くなります。ですので、初心者の方はお店で苗を購入されることをお勧めします。
カナダの夏は短いので、十分な収穫を期待するには4月頃に苗を植え付けると良いでしょう。
お店で売っている苗は通常、二葉から三葉ぐらい出ています。
苗を植える2週間前にライムパウダー(石灰)と肥料を土に混ぜ準備しておきます。
土壌改良法はこちら↓
こちらが二葉で買ってきた苗の約二週間後の写真です。藁が手に入ったら苗の周りに敷いてあげましょう。
私は芝刈りで出た芝生を巻いています。日に当たると茶色に変わり、藁の様な役目をしてくれます。(水やりの時に土が流れない、土が乾かない様にしてくれる、雑草が生えないなど)
水やり
ズッキーニは霜や夜露などに弱く、葉っぱにうどんこ病(カビの一種)が生えますので、水は土の表面が乾いていたら、あげすぎない程度に茎の根元にあげましょう。
こちらが約6週間後の写真です。
支柱を立てる
ズッキーニは、そのまま育てるとどんどん横に広がっていきます。場所も取りますし、ズッキーニが地面に寝転がる形で出来ますので、土に接触して虫食いにあったり、変形変色する可能性があるので、上向きに育てる事をお勧めします。
葉っぱを支柱に括り付ける方法を紹介しているのを見ますが、葉っぱが根元からポキッと折れてしまう可能性があるのでおすすめしません。
ズッキーニの苗がある程度成長すると数本の葉っぱが直径30㎝程になり、花の蕾が出てきます。ちょうどそのころから中心部の茎が太く上に伸びるようになります。
その頃、苗から10㎝程離れたところに1mほどの支柱を立て、その中心の茎を支柱に引き寄せるようにして柔らかい紐でくくります。
成長と共に花を傷つけない様に紐で中心の茎を支柱に誘導しながら結んでいきます。
注:ズッキーニの葉には沢山の産毛や棘が付いていて、それが皮膚に着くとかゆみの原因になります。大きな葉を除去するときは長袖のシャツを着て、手袋をつかいましょう。
成長と共にズッキーニの実を収穫したら、その下の大きな葉っぱは根元から切り落とし除去します。
上から新しい葉が生えますし、要らない葉に栄養を取られてしまうからです。
脇芽の除去
授粉
ズッキーニはウリ科の植物なので、カボチャなどとよく似た黄色い大きな花を咲かせます。ウリ科の植物は雌花と雄花があります。ズッキーニも同じです。
何株も育てていれば、昆虫が授粉を十分にしてくれる可能性が高いですが、一株二株では人工授粉が必要です。
授粉がうまくいかないと、余り成長せずいびつな形になったり、花の付け根から腐ったりしますので、成長が悪そうだったら早めに収穫しましょう。
害虫
アブラムシ
アブラムシは、新芽に群生し植物の汁を吸い、植物の成長を阻害します。葉が密集していると、葉の裏側に付いている場合があります。
原因
原因は葉が密集し、風通しが悪くなることにあります。
対策
- 新しい葉が十分にある場合は、実の下にある大きな葉は根元から切り落とします。
- 晴れた日に、牛乳を、直接または、水で薄めたものをスプレーで吹付け、乾いたら水で洗い流します。
- テープを使って除去する方法もあります。勇気がある人は、手でつぶしても構いません。
病気
うどんこ病
カビの一種です。
水のあげすぎや、夏の終わりにはよく見られるびょうきです。
対策
1. 水は葉にかからない様に根元にあげます。水のやりすぎに注意。
2. 症状が軽い時は1Cの水に大さじ1杯の酢を混ぜたものを葉にスプレーします。
3. うどん粉病がひどい葉は根元から除去します。
家庭菜園は、七転び八起きです。いろいろ工夫しながら成長を楽しむのも家庭菜園の醍醐味です。
Happy Farming!