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税金対策 退職後資金 RRSPとは?RRSPの選び方

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RRSP (Registered Retirement Savings Plan) 定年退職用投資預金口座。 

RRSPとは、定年退職後の為の投資預金口座です。このRRSPに預金した金額はそのまま収入から控除される仕組みになっています。しかし、その口座からお金を引き出した場合は、その額がその年の収入と見られ、課税対象になります。カナダでは、収入が高ければ高いほど所得税の課税率が高くなりますので、収入を減らすためにRRSPを利用します。

 

RRSPの利点は?

・投資額が収入額から控除される。

・利子の率が高い株式や投資信託が利用できその利益は課税対象にはならない。

・もしもの時の資金になる。

 

RRSPの欠点は?

・お金を引き出した場合、収入になる。

・マイナス成長する場合がある。

・短期には不向き。

・投資できる総額が決まっている。

 

利用可能な金額はいくら?

利用可能な金額は、個人の収入によります。前年度の収入額の18%までで、毎年$26,000前後を上限に、Canada Revenue Agency (CRA) 歳入庁が算出します。その年に使用しなかった残高は、翌年以降に持ち越されます。所得税の申告後、CRAから送られてくるNotice of Assessmentと言う書類の「Available Contribution Amount」の欄に、預金可能額が記載されていますCRAの「My Account」にログインしても見ることができます。2021年度の上限は$27,830です。

 

RRSP口座のタイプは?

個人口座(Personal account):

 個人の名義で開設し、本人のみが税金対策に使用できます。

配偶者口座 (Spousal account) :

夫婦両方の名義で開設し、どちらでも税金対策に使用できます。

団体口座 (Company account):

勤め先の会社で取り扱っている口座です。自分の預金額と同じ額を会社が入金してくれる場合があります。 このシステムがある場合は、できるだけ利用することをお勧めします。

 

RRSP開設に必要なものは?

・ソーシャルインシュランスナンバー(SIN)

・身元が確認できる書類2枚(パスポート、運転免許書、クレジットカードなど)-銀行で開設する場合

・普通預金口座(同じ銀行の普通預金口座)-銀行で開設する場合

 

PPSP口座はどこで開設できる?

RRSP口座は、大手銀行又は、携帯の株式仲買アプリ(WealthsimpleやQuestrade) などで開設することができます。投資の知識が無い方は、大手銀行口座をお勧めします。ファイナンススペシャリストとの予約が必要となります。

 

RRSPの締め切りはいつ?

2021年度のRRSPの購入締め切りは2022年3月1日になっています。

 

RRSPの入金方法は?

一括購入

毎年締め切り日前までは、いつでも口座開設及び購入ができます。この場合、その時の市場価格で購入する事になるので、市場が低い時は、その後の成長に期待できますが、逆に市場が高騰している場合は、下落する可能性があります。

毎月購入

 銀行で、毎月RRSP口座への自動入金が指定できます。毎月の入金だと下落のダメージも少なく、「あ、忘れてた!」なんてこともないし、年度末にまとまったお金を用意して、市場が悪い時に投資しなくてよくなります。毎月の購入にしていると、市場が悪い時にもシェアを安価で購入しているので、市場の改善と共に利息の成長率も期待できます。

 

RRSP口座には、どんなオプションがあるの?

  • Cash 現金
  • Individual stocks, so long as they trade on a major domestic or foreign stock exchange 国内、海外株式
  • Government Bonds 国債
  • Corporate Bonds 社債
  • Savings Bonds 貯蓄債券
  • Mutual Funds 投資信託
  • Index Funds インデックスファンド
  • Exchange-Traded Funds (ETFs) 上場投資信託
  • Mortgages and mortgage-backed securities 抵当証券
  • Shares in Canadian small businesses 中小企業株式
  • Gold and silver 金銀

 

おすすめは?

利回りの高さと、リスク率比例します。リスクが低いと資金も増えません。

現金、金銀、国債などは無難でリスクも低いですが、成長率も低いです。

上場株式の個々の株取引は、値幅の波が激しく目が離せないので、リスクも高く、初心者には不向きです。

その点、Mutual Funds(投資信託)は、投資のお任せプランのようなもので、投資の専門家が、国債や上場株式などバランス良く選んでくれます。初心者の方で、資産を増やしたい方にはお勧めです。

Mutual Funds(投資信託)の中にも、リスクのレベルがありますので、開設の際にそのレベルにあった口座を開設することができます。

私はRoyal Bank Balanced fundにコツコツ毎月の入金を絶えず20年間行ってきました。2008年2018年にはマイナス成長で「どうしよう?」なんて思ったこともありましたが、そのまま入金を続け、今ではこの20年間購入した資金総額の2倍に資産が膨らんでいます。やっててよかった!って思っています。

金のなる木を購入するつもりで、今すぐ始めてください。

 

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