インカムタックス豆知識 ：2022年最新情報

変更内容は以下の通りです。

• 不動産物件の売却：2016年以降に不動産物件を売却した場合、自分が住んでいる物件でも、CRAに不動産売却報告書を提出し報告しなければなりません。その報告漏れが分かれば、CRAがキャピタルゲインに税金を課す可能性があります。（通常、自分の住んでいる物件はキャピタルゲインに税金はかかりません。）また、罰金の対象にもなります。
• 「Climate Action Incentive Credit」気候変動インセンティブ税の返金：アルバータ州、サスカチェワン州、マニトバ州とオンタリオ州にある制度で、一年通して支払っている環境変動インセンティブ税金の一部が返金されます。

対象者

• • 19歳以上
  • 配偶者がいる・いた
  • 同居する子供がいる・いた

昨年の返金額

アルバータ州： $490-$981

サスカチェワン州：$500-$1,000

マニトバ州：$360-$720

オンタリオ州：$300-$600

*昨年はタックルリターンの2週間後に支払われましたが、今年はGSTの返金と同じく年4回の支払いになり、初回の支払いは2022年7月に返金されます。

*地方に住んでいる人は上記の金額より多く貰えます。そのためには個人が書類を提出して申請しなければなりません。対象となる地区は、CARのホームページから探すことができます。ハイライトされているエリア以外に住んでいれば対象となります。

• 「Canada Child Benefit」額が今年も増加します。
  
  • 6歳以下：$583
  • 6歳～17歳：$492
• RRSP
  • 2021年度の限度額は $21,830（2021年3月1日～2022年3月1日）
  • 2022年度の限度額は $29,210（2022年3月2日～2023年3月1日）

*限度額は年収、これまでに使用していないコントリビューション額、又はペンションプランがあるかないかなどによって異なります。明確な金額は、CRAが発行している「Notice of Assessment」で確認できます。

注：RRSPの限度額は、前年の収入をベースに定められていますので、これまで一度もタックスリターンを申告したことが無い人は、その年はRRSPが利用できません。もし、勤務先の会社にRRSPマッチングプランがあっても、特に一年目の加入は避けるようにしましょう。

• TFSA
  • 2022年度限度額：$6,000
  • これまでの総額：$81,500

注：TFSAの限度額は、これまでの利用価格、引き出し額や年齢によって異なります。